最近のスマホやノートPCでは “ついてて当然” になってきた指紋認証機能。パスワード入力なしで手間なくログオン、サクッと起動できるのは一度使うと元に戻れない快適さです。手持ちのPCに指紋認証がついてないなら、こんなユニットで指紋認証を後付けしてみるのもひとつの方法。ラトックシステムから1月下旬発売予定の指紋認証システム「SREX-FSU4G」(1万7380円)をご紹介します。
「SREX-FSU4G」は、指紋認証システムを持たないWindowsPCやWindowsタブレットに指紋認証機能を追加、パスワード入力の代わりに指紋認証を使ってログオンやスクリーンロック解除ができるようになるキットです。USB接続による指紋認証タッチセンサーと指紋認証ソフトウェアにより構成されています。
タッチセンサーは高さ8.3mm×奥行き14.5mm、長さはUSB差し込み部分を入れても20.56mmという超コンパクト設計。側面のセンサーエリアに指を当てて指紋を読み込ませるようになっており、上部にはセンサーの動作状態を示すLEDを装備。同社従来モデルと比べて読み取り面をサイズアップしたことで、より多くの指紋情報を読み取ることができるようになっています。
指紋認証エンジンには「特徴点抽出方式」と呼ばれるバイオメトリックス技術を採用。指紋の特徴点6カ所以上の照合を行い、特徴点を照合しきれないケースでは「パターン・マッチング方式」により指紋の形状特徴を追加して照合。ふたつの方式で照合をおこなうことで、他人受入率(FAR)0.002%以下、本人拒否率(FRR)2.95%以下という高精度を実現しています。
また指紋認証を行うたびに最良の指紋イメージに更新、認証照合の高速化を図る “Smart Learning” アルゴリズムを搭載。複数アカウントを作成し、指紋情報を最大10本まで登録できるので、職場や家庭など複数の人が使う共有PCでの導入も可能です。
このタッチセンサーはWindows10搭載の認証機能「Windows Hello」のほか、添付の指紋認証ソフトウェア「OmniPass SE」でも使用可能。特に「OmniPass SE」を使えば、認証条件として指紋認証とパスワード入力の両方を設定することで、官公庁の情報セキュリティに関するガイドラインで求められている「二要素認証」を実現でき、より堅固なセキュリティ環境を構築できます。
さらに指紋認証を使用したファイルやフォルダの暗号化にも対応、ファイルのアクセス制限に暗号化を加えれば、いっそう安全なデータ保護が可能です。
またUSB延長ケーブルがセットになった「SREX-FSU4GT」(1万9030円)も同時発売。こちらでは専用クレードルのように使える、重量感のある延長ケーブルを同梱。PC本体をデスク下に、モニターとキーボードをデスク上に置いた環境での導入におすすめです。
>> ラトックシステム「USB指紋認証システムセット SREX-FSU4G」
(文/&GP編集部)
- Original:https://www.goodspress.jp/news/271239/
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