Tesla(テスラ)は米国時間1月3日、2019年に36万7500台の電気自動車を販売したと発表した。これは前年比50%増であり、安価なModel 3の販売に支えられた記録的な数字だ。
これらの販売の3分の1以上 (約11万2000台)が、第4四半期(10月〜12月)に集中した。また、生産台数も前期比10%増の10万5000台だった。この結果、テスラの株価は同日午前の取引で3.8%上昇した。
第4四半期は、テスラが悪いスタートを切った1年の締めくくりだった。同社の第1四半期(1月〜3月)の出荷台数はわずか6万3000台で、前期から3分の1近く減少した。第1四半期の出荷台数が低調だったことや車両コスト、価格調整により、予想を上回る7億200万ドル(約760億円)の損失が見込まれていた。
しかしその後にテスラは復調し、第2四半期(4月〜6月)に9万5200台、第3四半期(7月〜9月)に9万7000台の電気自動車を出荷した。
さらに良いニュースとして、テスラは中国の新工場でのModel 3の生産を拡大している。今週には、同社の10人以上の従業員がModel 3を受け取った。テスラが米国外で最初の工場の建設を開始した1年後となる1月7日から、上海工場で生産されたModel 3の初の一般向け出荷が始まる。
テスラは中国にて「1000台弱の車両の納車を開始した」と述べている。同社は報告書にて「昨年12月下旬に生産を開始した現地生産のバッテリーパックを除き、週に3000台以上の生産能力を実証した」と付け加えた。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)