12月中旬の山梨県小菅村。奥多摩のさらに奥に位置する山の中、標高は約600mとさほど高くはないのですが、沢から吹き下ろしてくる冷たい風で、日中でも体の芯から寒くなります。
そんな場所での冬キャンプ。実はよくよく考えると、冬キャンプなんて10年以上ぶり。だから冬用のシュラフ(寝袋)なんて持ってない…。
どうしようかと思っていたら、&GPのニュース記事を思い出しました。
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冬季登山用ではないのでコンパクトではなさそうですが、なんか多くの軍隊で採用されているってのが気になってました。
ということでお借りして試そうじゃないか。選んだのは暖かさで上から2番目の「ソフティーエリート4」。これでも快適温度-10℃。これは期待できそうです。
■足を入れた瞬間、暖かい!
ということで、さっそく寝てみます。外気温は、意外と落ちずに0℃ぐらい。でも朝にはもっと冷えるはず。
構造は一般的なマミー型と同じ。ただしかなりふかふかもこもこです。
そしてとにかく暖かいのなんのって。冬キャンプは下半身をいかに暖かくするかで快適さが変わります。そしてこのシュラフ、足を入れた瞬間から暖かい。そう、冬の寒い日にダウンジャケットを着た時のようなイメージです。
中綿はさすがに1万9500円(税別)という価格からも分かるように、ダウンではないのですが、Snugpak(スナグパック)独自の“SOFTIE(ソフティー)”というものが使われています。縮毛加工した超極細ポリエステル繊維を絡めて、天然ダウンに近い性能を実現しているとか。まぁよく膨らみます。しかもこれ洗濯機で洗ってもいいんだとか。
朝方は確実に氷点下になっていましたが、おかげで暖かくぐっすり眠れました。
ダウンシュラフで快適温度-10℃ぐらいのモノだと、4~5万円はザラにするところ、この「ソフティーエリート4」なら税込でも2万1450円。さらに暖かい快適温度-15℃の「ソフティーエリート5」でも税込で2万3100円。丸めてもちょっとかさばりますが、オートキャンプならこれぐらいは問題なし。この暖かさでこの価格は、かなりいいかも。
そしてなにより、見た目にミリタリーなところがイイ! 3季用のシュラフにはカモフラ柄もあるみたいだし、もちろんそちらも高コスパ。シュラフ選びの際には、候補に入れてみてもいいかもしれませんよ。
>> Snugpak
(取材・文/円道秀和<&GP> 写真/下城英悟)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/272841/
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