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バーチャルイベントPF「cluster」、総額8.3億円の資金調達を実施

「創造力を加速する」というミッションを掲げ、バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」の企画・開発・運営を手がけるクラスター株式会社は、第三者割当増資による総額8.3億円の資金調達を実施。同時に、テレビ朝日とWFLEの2社と業務提携契約を締結した。

資金調達と業務提携

「cluster」は、音楽ライブやミーティング、バーチャルYouTuberと「会える」イベントに誰でもどこからでも簡単に参加でき、自らも開催できるVRアプリを展開しており、「時間と場所」という物理的制約から解放された新たな「集まる熱狂体験」を提供している。

このたび同社は、KDDI Open Innovation Fund 3号、株式会社テレビ朝日ホールディングス、株式会社Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)、31VENTURES Global Innovation Fund 1号、個人投資家を引受先とし、第三者割当増資により総額8.3億円の資金調達を実施。今回の資金は、プロダクト開発やマーケティング強化に充当され、さらなる事業拡大を目指すという。

同時に、テレビ朝日とWFLEの2社との業務提携契約締結を発表。テレビ朝日とは、双方の資産を活用し、バーチャルイベント事業や映像配信事業などにおいて包括的な連携を図り、新たなコンテンツの企画・開発取り組むようだ。また、VTuber専用ライブ視聴・配信アプリ「REALITY」を提供するWFLEとは、「REALITY」上で作成したアバターを「cluster」で簡単に利用できる機能やコンテンツの共同開発を進めていくとのこと。

新たなエンターテイメント

クラスターは、日本特有の文化と歴史が強みとなる稀有な領域とされる「バーチャル×エンタメ」において、「バーチャル経済圏のインフラをつくる」というビジョン実現のために、いくつもの世界初となる試みに挑戦しつつ市場を切り拓いてきた。

「家からライブに参加したい」という想いから生まれた「cluster」は、自らがバーチャルキャラクターになりバーチャル空間で集えるバーチャルイベントサービスである。VR空間の音楽ライブなどに簡単に参加できるうえに、自分で会場を選びVR空間を創り出し、URLをシェアするだけでイベントを開催することも可能だ。

2018年8月31日には世界初のVR音楽ライブとして、バーチャルYouTuber輝夜月さんの「輝夜月 LIVE@Zepp VR」を開催。同社は、「cluster」を通じて、新たなエンタメ体験をあらゆる角度から模索している。

5G時代が到来し、VRの大容量コンテンツが配信可能となる2020年、同社のサービスはますます勢いを増しそうだ。

PR TIMES

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