Apple Watch向け人気アプリの開発者が、オーストラリアで続く大規模な森林火災のために、アプリ内課金の収益を全額寄付すると発表しています。
大規模な森林火災に、学生開発者が立ち上がる
アプリ内課金の売り上げの寄付を発表したのは、Apple Watch向けの高機能Twitterアプリ「Chirp」などの開発者で、オーストラリアのアデレード在住の学生、ウィル・ビショップ氏です。
オーストラリアでは、2019年9月頃から現在も、高温と乾燥による大規模な森林火災が続いており、これまでに23人が亡くなるなど、大きな被害が出ています。
現地時間1月3日にビショップ氏は、1月4日から5日にかけてのアプリ内課金の収益を全額寄付する、と発表しました。
I know most of my followers are in the US, but if you didn’t know, my home country of Australia is literally on fire
So, I’ll be donating 100% of profits from all my apps this weekend, Jan 4 and 5, to rural fire services across NSW and Victoria. #AustralianFires
Please RT pic.twitter.com/QikvAuaR0W
— Will Bishop (@WillRBishop) January 3, 2020
寄付額は水曜日に発表
収益を寄付する予定の期間は1月5日で終了しましたが、1月6日になってもアプリ内課金は減るどころか増加しているそうです。
ビショップ氏は、これらの課金による収益も寄付目的のものとみなして、同様に寄付する意向を表明しています。
By this I mean if you look at this chart, sales have not stopped (and have even increased) following the 12AM cutoff
These sales will be included in the donation. pic.twitter.com/ErzTBOIySX
— Will Bishop (@WillRBishop) January 6, 2020
具体的な寄付額は、水曜日には発表するとのことです。
ビショップ氏は、アプリ内課金での寄付に間に合わなかった方のために、自身の寄付先である3団体にオンラインで寄付できるWebフォームも案内しています。
This is so amazing to see
For people still looking to donate, you can do so directly here:
CFS: https://t.co/bLGc1kqRLd https://t.co/XUhqRkqyB1
— Will Bishop (@WillRBishop) January 6, 2020
ユーザーが任意で金額を選べるアプリ内課金
「Chirp」は、無料で利用できるTwitterアプリですが、アプリ内課金で「Pro」バージョンで機能拡張が可能です。
興味深いのは、「Pro」バージョンに対する支払額はユーザーが370円、490円、730円の中から選べることです。どの金額を選んでも画面に感謝のメッセージと紙吹雪が表示されます。
また、アプリ内にはチップを支払う「チップ・ジャー」も設けられていて、ユーザーは120円から1,600円を支払うこともできます。
同氏は、Apple Watch用のReddit閲覧アプリ「Nano for Reddit」、同じくApple WatchでWikipediaを閲覧・ダウンロードできるアプリ「MiniWiki」も公開しています。
Source:Will Bishop/Twitter via 9to5Mac
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-271129/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania