食材の廃棄を減らす“見える”野菜室
「おいしさが見える冷蔵庫」をコンセプトにした片開き4ドア冷蔵庫。野菜室を真ん中に配置、強化アクリルで冷蔵室と仕切ることで業界初の冷蔵室から野菜室が見渡せるのが特徴。また、容量430Lモデルは高さ175cmと、お年寄りや女性でも一番上が見やすく取り易いように設計されている。
今回の見える野菜室、開閉の機会が多い冷蔵庫から野菜室が丸々見える画期的なアイディア。実は利便性の追求だけでは無く、その先にもう一つ開発の思いがある。それは「家庭からの食材ロスが多くなってきている」この問題を改善したい、と言うものだ。
食材廃棄量が問題視されている中、家庭での食材廃棄が増えてきている現代。その中でも半分以上を占めているのが食材の過剰供給、つまり使いきれずに廃棄してしまう事だと言う。
さらに、その中でも生鮮野菜は野菜室の奥に隠れて腐らせてしまったり、同じものを買ってしまったりと廃棄に流れてしまうことが多いもの。この問題の改善策として見える野菜室が搭載された。野菜室に何が入っているか、どんな状態かを視認しやすくなったDelieシリーズでは食材の重複買いを防ぎ、食材のストックから計画的なレシピ考案ができるだろう。
これに加え、プレミアムラインでは「調湿フィルター」を搭載した「旬鮮野菜室」を採用。温度を3〜5℃にキープし調湿フィルターによる湿度管理と食材に冷気が直接当たりにくい構造で、野菜の品質を長期間維持することが可能。
「おいシールド冷凍」で食材の霜付きを抑える
「おいしさが見える冷蔵庫」のコンセプトは、もちろん冷凍庫にもしっかりと反映されている。楽しみにとっておいたアイスや刺身、お肉などが霜だらけになっていてがっかりした経験はないだろうか?
Delieシリーズの冷凍庫ではこの霜付きを大幅に軽減、長期間の保存もより美味しく鮮度が守られるようになっている。冷凍室では霜取り運転時にヒーターから出る熱により一時的に庫内の温度が上昇してしまい、それが霜や乾燥の原因になるが、Delieシリーズではこの問題を「おいシールド冷凍」によって解消。一般的な冷凍室と違い霜取り時の庫内温度上昇を約5℃抑え、水分の氷解を防ぎ霜が付きにくく食材の品質をより長期間維持できる。
食品を乾燥から守り鮮度を保つのはもちろん、霜だらけにならないことによりまさに「おいしさが見える」冷凍庫になっている。容量はクラス最大級の152L、約買い物カゴ2.5個分の大容量。
横幅いっぱいのチルド室で鮮度をキープ
冷蔵庫内のチルド室は「フルワイド旬鮮チルド」と銘打った横幅いっぱいの物に。従来機と製氷タンクの位置を変え横幅を広くとった構造で横長の肉類や魚などをパックのまま収納可能。また、チルド室の上に便利な引き出し式の小部屋があり、今までチルド室に入れていた小物類を分けることができる。
食材に合わせて通常(約0〜2℃)と、低音(−2〜0℃)の2段階に温度を設定することができ、「HCS-C フィルター」によって冷気にうるおいをプラス。すばやく冷やしながらうるおいを保つダブルの効果を実現。
ズボラな家電コーディネーターJr.にピッタリ
我が家では現在、炊事は私の仕事。冷蔵庫を触れる機会が増えている中、今回の発表会でも語られた野菜室が見えない問題には、メタルライブかのごとき首振りで同意してしまった。
我が家では、父が行ったふるさと納税のお礼品が毎月届き、調理した事の無い野菜から普段使いの野菜まで、大量に来るのだ。とりあえず野菜室と冷凍庫にinしてしまうため、気づいたらキャベツが3玉あったり、腐りかけのパパイヤが奥から出てきたりと中々うまく消費できていないのが現状。
ストックの確認を頻繁にしっかりとしていれば良いのだが、ズボラな自分は正直ストックを確認するのにいちいち冷蔵庫と野菜室両方を開けるのすら面倒臭い! これだったら一発で済む、これが自分にとって一番嬉しい所かもしれない。
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000120351/
- Source:デジモノステーション
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