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またもや「第3新東京市」現る!史上最大規模の箱根エヴァ化作戦に注目!

最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が2020年6月27日に決まった人気アニメ『エヴァンゲリオン』。その舞台となる第3新東京市のモデルとされる箱根では、1月10日から「エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION HAKONE」がスタート。「箱根史上最大規模でエヴァンゲリオン化」をキーワードに、箱根をエヴァ化するイベントが6月30日まで実施されます。

前日の1月9日に行われたプレビューにて、一部コンテンツを一足先に見てきました。そして判明したのが、用意されたものが盛りだくさん過ぎて全てを見るのは1日では無理だということ! そこで、駆け足でチェックしてきたなかから、見逃してほしくないポイントをピックアップしました。

 

■副駅名が「第3新東京市駅」になった桃源台駅

「エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION HAKONE」を巡るなら、まず押さえておきたいのは箱根ロープウェイの桃源台駅。イベント期間中は副駅名を「第3新東京市駅」に変え、桃源台駅のエレベーター前のスペースにはネルフ本部をイメージしたラッピングを実施。その中央には、約2メートルの初号機フィギュアを配しています。

▲ネルフ本部をイメージしたラッピングは、天井にも至るこだわりぶり

▲大きな初号機フィギュアは回り込んで鑑賞できる

▲エレベーターもネルフ本部風。降りてくる自分の動画を撮りたくなる

▲お土産ショップのガラスにもキャラクターたちが並んでいるので、お見逃しなく

 

■期間限定のラッピングバスは位置情報を確認して見つけよう

桃源台駅でもうひとつチェックしておきたいのが、箱根登山バスのバス乗り場です。今回のイベントでは、箱根登山バスがエヴァの機体をイメージしたデザインにラッピングを変更します。小田原駅~箱根町港を結ぶ「箱根町線(H路線)」では、葛城ミサトの声優である三石琴乃さんによる車内放送も1月10日より始まります。

どのバスが今どこを走っているかは、箱根登山バスのバスロケーションシステムにアクセスすれば、リアルタイム情報を入手できます。また、金時神社入口、仙石原小学校前、仙石など18カ所のバス停がエヴァンゲリオン仕様に順次変更されますよ。

>> 箱根登山バス バスロケーションシステム

▲「零号機」デザイン

▲「初号機」デザイン

▲「弐号機」デザイン

▲「Mark.06」デザイン

▲「8号機」デザイン

ほかにも、新宿から箱根を結ぶ小田急箱根高速バスや小田急ロマンスカー、御殿場市内から箱根を結ぶバスなどでもエヴァデザインが導入されています。

▲小田急箱根高速バスのエヴァデザインラッピングバス

▲御殿場市内から箱根を結ぶ「ネルフ本部デザインバス」は、2019年12月1日より運行中

さらに「エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION HAKONE」の運航開始を記念し、トミーテックより箱根登山バスのイベント限定仕様ミニカー「ザ・バスコレクション 箱根登山鉄道バスエヴァンゲリオンバス 5台セット」(9000円/税別)、小田急箱根高速バスイベント限定仕様ミニカー「ザ・バスコレクション 小田急箱根高速バスエヴァンゲリオン ラッピングバス2台セット」(3600円/税別)が発売されます。いずれも2020年6月発売予定で、塗装組み立て済です。

▲箱根登山鉄道バスのミニカーの全長は約7cm

 

■「エヴァ箱根補完マップ」でスタンプラリー

2009年に箱根町では「エヴァ箱根補完マップ」を配布し、エヴァンゲリオンを取り入れた町おこしに力を入れてきましたが、今回そのマップが復活。劇中の風景と実際のスポットを参照できるマップのなかに、スタンプラリーの台紙枠がついています。

▲「エヴァ箱根補完マップ」最新版には、「取材」という戦いで使用したため、一部破損が見られるが、配布されるものはもちろんきれいなのでご心配なく

今回のスタンプラリーでは、対象エリアが御殿場、三島まで拡大。スタンプが設置されている場所は14カ所。参加には「箱根フリーパス」「海賊船・ロープウェイ1日きっぷ」、訪日外国人専用の「箱根鎌倉バス」、「富士箱根パス」のいずれかを購入し、スタンプラリー台紙配布場所で対象チケットを提示することで、台紙を入手できます。

▲桃源台駅にもスタンプが設置されている。スタンプのデザインは場所ごとに異なり、どんなデザインのものが用意されているかは行ってのお楽しみ

スタンプラリーの期間は1期と2期に分かれており、それぞれ達成するともらえるグッズが異なります。1月10日から3月31日までの1期では、5個の達成でオリジナルステッカー、全カ所達成でオリジナルクリアファイルがもらえます。2期の景品は現在「作戦会議中」で、内容は公表されていません。

▲スタンプラリーの達成でもらえるオリジナルクリアファイルとオリジナルステッカーは、もちろん非売品

ちなみに、新宿発で「箱根フリーパス」を使ってスタンプをコンプリートするモデルコースとしては、エヴァンゲリオンコラボを実施している小田急ロマンスカーに乗り小田原駅まで向かい、小田急箱根登山線の風祭駅近くにあるスタンプポイントからのルートが紹介されています。

 

■「ロンギヌスの槍」は箱根強羅公園内に設置

箱根強羅公園の噴水の奥にあるのが、「ロンギヌスの槍」。実はこれ、東京スカイツリータウンにて展示されていたもので、こちらに移設されています。箱根強羅公園もスタンプラリーのポイントになっているので、東京で出合えていない人はぜひこちらに。ただし、箱根強羅公園には入園料550円がかかるのでご注意を。公式サイトのWeb限定クーポンを使えば、大人料金が500円になりますよ。

 

■箱根小涌園ユネッサンでは温泉のコラボや限定メニューが登場

日帰りアミューズメントスパ「箱根小涌園ユネッサン」でも、館内デザインをはじめ、さまざまなコラボが実施されます。3月31日までは、「セカンドインパクトの湯」として屋外のウォータースライダー「ロデオマウンテン」と洞窟風呂がセカンドインパクトで真っ赤に染まっています。こちらではスタンプは館内に設置されていますが、入場料が必要なエリアの外になります。

▲ユネッサンのフロントへの階段にも初号機をデザイン

▲階段上の壁にも注目。撮影する際は階段やエスカレーターを使う人の邪魔にならないようにご注意を

▲ロッカールーム前にも発見

▲ユネッサンの窓にはネルフのマークが

▲箱根小涌園ユネッサンの「ロデオマウンテン」

▲洞窟風呂の奥にも撮影ポイントが

2020年4月1日から6月30日の期間には「L.C.Lの湯」に変更。エヴァ搭乗時に必須の液体L.C.Lを再現すべく、鋭意開発中のようです。

また箱根小涌園ユネッサンの3つのレストランでは、各キャラクターをイメージした限定のドリンクやフードが提供さます。

▲フォンターナの「ニンニクラーメン チャーシュー抜き~綾波レイ~」 790円(税別)

▲フォンターナの「エヴァンゲリオン 初号機サンデー」490円(税別)

▲箱根小涌園スイーツ&ベーカリーの「使徒クッキー」は2個で150円(税別)

 

■他にもさまざまな場所がエヴァ化

「エヴァンゲリオン × 箱根 2020 MEET EVANGELION HAKONE」のイベントスタートのテープカットに登壇した箱根町長 山口昇士氏によると、今回のプレスプレビューで公開された場所以外にも、公用車や自動販売機のデザインにもエヴァンゲリオンが取り入れられており、さらに現在改修中の金時公園の公衆トイレもエヴァ化され、2月中旬にも使用可能になるとのこと。

▲箱根町の公用車では綾波レイがご挨拶

▲箱根強羅公園近くにあった自動販売機

さらに芦ノ湖名物「箱根海賊船」をステージに、エヴァンゲリオンのテーマソング「残酷な天使のテーゼ」を歌う高橋洋子さんによるライブショーや「ヤシマ作戦」を模した花火や光を駆使したライブショー「エヴァンゲリオン×箱根2020 高橋洋子スペシャルライブショー on 芦ノ湖~ヤシマ作戦~」が3月28日と5月23日に入場無料で実施の予定となっています。

前回箱根を訪れたのは、2019年8月でした。その後、箱根町は、台風19号の被害により、2020年1月時点でも箱根登山線もまだ一部区間が不通が続いています。また箱根登山バスも運休している区間があるなど、まだまだ復興半ばの印象があります。そのため、観光面で少しさびしい状況にあるのは否めませんが、エヴァンゲリオンイベントをきっかけにたくさんの人が訪れ、盛り上がることに期待したいところです。

>> エヴァンゲリオン×箱根2020 MEET EVANGELION HAKONE 特設ページ

 

(取材・文/北本祐子)

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