現地時間1月16日の米国株式市場において、Googleの親会社であるAlphabetの株価が最高値を更新し、時価総額が初めて1兆ドル(約110兆円)を突破しました。
時価総額1兆ドルを突破したのは米国企業では4社目
Alphabetの株価は2020年1月に入って急伸しており、13日には過去最高値を更新、上昇率は前月末比で+7%に達していました。
そして1月16日には再度高値を更新したことで、Alphabetの時価総額は初めて大台の1兆ドル(約110兆円)を突破しました。米国企業ではApple、Microsoft、Amazon.comに次ぐ4社目です。
2019年は複数の騒動が発生するものの株価に目立った悪影響なし
株価だけを見れば順調に見えるAlphabetですが、一方で2019年は同社にとって苦難の年であったことも事実です。
Alphabetのほとんどの売上を占める子会社のGoogleは、反トラスト法(独禁法)違反で米国の州や司法当局から調査を受けました。また、従業員らは一部の社員に対して報復行為やセクハラがあったとして抗議デモを繰り返し行っています。
2019年12月にはGoogleの共同創業者であるラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏が辞任し、サンダー・ピチャイ氏がGoogleとAlphabetのCEOを兼任すると発表しました。
このように様々な騒動が勃発したGoogleですが、同社のインターネット広告事業は引き続き好調さを維持しているほか、投資家のリスク選好姿勢が強まりハイテク株に資金が流入したことなどが要因となり、むしろAlphabet株価は大きく上昇しています。
Source:CNET Japan,日本経済新聞
(kotobaya)
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