約300年の間、私たちを魅了しつづけてきたピアノが進化を遂げている。ローランド株式会社(以下、ローランド)が、今月上旬に米国で開催されたCES 2020でコンサート・グランドピアノ型のコンセプト・モデル「GPX-F1 Facet」を発表した。
・美しく斬新なカットが印象的
今回発表された GPX-F1 Facetは、この大会で大賞を受賞したジョン・チャン・キム氏による「Facet Grand Piano(ファセット・グランドピアノ)」を元に制作された。
Facetの意味は、「複雑にカットされて美しく輝く宝石の面」。GPX-F1 Facetはその名の通り、美しく斬新なカット面が印象的で、響板がないこともエレガントなシルエットを強調する。ユニークなデザインをもつ革新的なキャビネットが、演奏者と観客に理想的なピアノの音を届ける。
・便利で演奏を楽しくする機能が満載
電子ピアノならではの、便利で演奏の幅を広げてくれる機能も満載だ。譜面台にはAndroid搭載の大きな画面が組込まれ、デジタル譜面の表示やオンラインビデオレッスンなど、さまざまな音楽コンテンツを表示。Amazon Alexaなどのクラウド音声サービスとも連携している。そして、ローランドの音楽作成アプリを使えば、編曲や作曲もできる。
GPX-F1 Facetはコンセプト・モデルということで、販売予定はないとのこと。ローランドは、ピアノを弾く楽しみを再定義し、未来の電子ピアノのスタイルを提案するGPX-F1 Facetをベースに研究を続け、今後の製品開発に活かしていく意向だ。
- Original:https://techable.jp/archives/115200
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:クリューガー量子