車で長時間移動するときなどに、腰が痛くなったことがある人は多いだろう。そこでいま、ジャガー・ランドローバー社が歩行リズムをシミュレートして、座りながら健康促進できる座席を開発している。
・歩行のリズムをシミュレート
「モーフィングシート」と呼ばれるこの座席は、シートフォームにアクチュエーターを使用して、脳に「歩行中である」と思わせるように微調整する先駆的な形状転換システム。骨盤振動として知られる運動である、歩行のリズムをシミュレートする。
ジャガー・ランドローバー社のボディ・インテリアリサーチ部門が取り組む当研究は、長時間座り続けることのリスクに対して、顧客の健康を改善するのが目的だ。この研究は、社会をより安全で健康にするためのジャガー・ランドローバーのコミットメントの一部で、以前のプロジェクトには車酔いの影響を減らすための研究や、風邪やインフルエンザの拡散を止める紫外線技術の実装などがある。
・ジャガー・ランドローバーの目標 「Destination Zero」
「Destination Zero」。これは、社会をより安全で健康的にし、環境をよくするというジャガー・ランドローバーの大きな目標だ。ジャガー・ランドローバーはすでに、人間工学に基づいた最新のシートデザインを車両に採用し、多方向調整やマッサージ機能、および空調を全車種に装備している。
また、運転前に服のポケットを空にすることや理想的な肩の位置、背骨と骨盤が太ももをまっすぐに支えることで圧力ポイントを減らすといった、完璧な運転姿勢についてのアドバイスも発表している。
ジャガー・ランドローバーは絶え間ない革新を通じて、世界の変化に対応しながら製品とサービスの提供を行っていく意向だ。
- Original:https://techable.jp/archives/115593
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:クリューガー量子