Appleは現地時間1月23日、米国内の複数のスポーツジムと提携し、Apple Watchをジムと連携させる「Apple Watch Connected」プログラムを開始しました。
提携先であるBasecamp Fitness、Crunch Fitness、Orange Theory、YMCAの会員は、自分のApple Watchを使ってジムのフィットネス機器で行ったエクササイズを記録したり、ジム内で物品を購入したり、ワークアウトをすることでクレジットを獲得したりすることができます。
提携ジムは今後も増加予定
Appleによれば提携ジムは今後さらに増える見通しで、Appleが定めた4つの条件を満たせば、どのジムでも「Apple Watch Connected」を導入可能です。米メディアCNBCによると、4つの条件は以下の通りです。
「Apple Watch Connected」ジムでは、メンバーがフィットネスを記録し、受講クラスを確認、ログインできるよう、iPhoneおよびApple Watchの専用アプリを用意する必要があります。これが1つめの条件です。
2つめの条件として、ジムはApple Watchユーザーに対し、「Apple Watchの利用で得られる」何らかのオプションを提供しなければなりません。例えばCrunch Fitnessは、メンバーがApple Watchを着用してエクササイズし、一定の目標を達成すると、週に3ドル〜4ドルのクレジットを提供する予定で、このクレジットは翌月の会費に充てることができます。
Orange Theoryはメンバーが目標を達成したらAppleまたはNikeのギフトカードを、Basecamp Fitnessは1年間継続して週3回クラスを受講すればApple Watch Series 5(GPSモデル)を進呈するとしています。YMCAは一定目標を達成したメンバーに対し、ほかのクラスを無償で受講できるチケットを提供する計画です。
3つめの条件は、Apple Payへの対応です。ジムはApple Payでの支払いを受け付ける必要があります。
4つめの条件は、フィットネス機器がない、またはフィットネス機器をグループエクササイズでのみ利用するジムを除き、GymKitをフィットネス機器に対応させることです。GymKit対応フィットネス機器は自動的にApple Watchと同期し、ワークアウトを記録することが可能です。
今年〜来年中に多くのジムでスタート
Basecamp Fitnessは来年中に「Apple Watch Connected」プログラムを全ジムに導入する計画です。YMCAは今週からまずミネソタ州で導入を開始し、追ってその他の地区でも導入するとしています。Crunch Fitnessは今週、まずニューヨーク州マンハッタンの2つのジムで同プログラムを開始。Orange Theoryは23日にマンハッタン内の2カ所のジムでスタートし、年内に米国内すべての施設に導入予定です。
Source:CNBC
Photo:Apple
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania