Appleの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏はApple Watchで導入された心拍センサー機能のような、早期に健康上のリスクを特定するのに役立つ技術を研究中だと発言しています。
早期発見で治療費削減
Apple Watchには心拍センサーや心電図機能が搭載されるようになり、一部の心臓関連の疾患に関する予兆が早い段階で発見された事例が多数報告されています。一般的に心臓に関する異常が早い段階で発見された場合、すみやかに治療を受けることで致命的な状況に陥る可能性を低くできます。このようなことからApple Watchはこれまでに多くの人を救ってきたとも言われています。
このApple Watchにさらなる予防医療に関する機能を搭載させることをAppleは目指しているようです。ティム・クックCEOは先日、予防医療について「医療費の多くの費用は、早期に疾患を発見できなかったケースで発生します」と発言し、また「(医療技術を消費者のデバイスに統合できれば)恐らく劇的な方法で、根本的に医療費を削減する」とも語りました。
何を予防?
これらの発言からクックCEOは心拍センサーや心電図機能での病気の前兆を捉えてきた実績をさらに広範囲な疾患の早期発見へと広げることを想定していると考えられます。現時点でAppleがどのような機能によって、どの疾患の予防を目指すかは明確にはされていません。
ただwatchOS6からはApple Watchには周囲の騒音を検知して聴力への影響を警告する機能や月経周期を記録する機能なども搭載されました。これら機能を加えることでApple Watchは徐々に体調管理と異変の察知を高度に行えるようになりつつあります。Apple Watchの予防機能については今後のさらなる発展が期待できそうです。
Source:AppleInsider
(KAZ)
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- Source:iPhone Mania
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