パイロットウォッチの代表格・ブライトリングのアイコン的モデルといえば「ナビタイマー」。1952年生まれのこの名作に、2本のクロノグラフ針でふたつの時間を計測できる“ラトラパンテ機能”を搭載したモデルが「ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45」です。この複雑機構を可能とするブライトリング独自開発の高度なムーブメント「キャリバーB03」は、70時間のパワーリザーブ。細部にわたって工夫が施された美しいデザインも魅力です。
ラトラパンテとはスプリットセコンド・クロノグラフとも言い、時計の中央に備えられた2本のクロノグラフ針によって、同時にふたつの時間を計測できる機能。ボタンを押すと2本の針が動き始め、2度目のボタンプッシュでスプリットセコンド針のみが停止、もう一度ボタンを押すことで動いていたクロノグラフ針にスプリットセコンド針が追いついて2本が重なるという仕組みです。その特殊な機能がゆえに、時計製造の中でもかなり高度な複雑機構となります。
ブライトリングは、このスプリットセコンドクロノグラフムーブメントを独自に開発し、ふたつの特許を持ち70時間のパワーリザーブを誇るキャリバーB03を誕生させました。
「ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45」は機能性の高さに加え、細部にさまざまな工夫が散りばめられています。たとえば、2本のクロノグラフ針をよく見ると、それぞれのベース部分に「B」マークと「錨」のシンボルが。この2本の針が揃ったときにブライトリングのロゴが完成するという粋な仕様です。
また、一般的には独立しているラトラパンテ針用のプッシュボタンをリューズに組み込んでいるのも特徴で、これによりすっきりとしたウォッチデザインを保っています。
存在感のある45mm径のケースは18Kレッドゴールド、3つのサブダイアルを備えたダイアルはストラトスグレーという色合いも腕に映える美しさ。穴留め式ストラップには、ブラックアリゲーターストラップを採用しています。
もちろん、ナビタイマーお馴染みの、両方向に回転するベゼルに回転計算尺も搭載。インデックスと時針・分針にはスーパールミノバを施し、暗所でも時刻を確認することができます。
ブライトリングの先端技術と優れたデザインが凝縮した「ナビタイマー B03 クロノグラフ ラトラパンテ 45」、ウォッチ好きは要注目です。
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（文／＆GP編集部）
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