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Apple Watchは電子機器ではない?トランプ弾劾裁判の“謎ルール”


 
ウクライナに不当な圧力をかけた疑惑に端を発する、ドナルド・トランプ米大統領の弾劾裁判が21日より始まりました。ところが、議場内では電子機器が一切厳禁なのにもかかわらず、なぜかApple Watchは対象外となっているため、物議を醸しています。

なぜかApple Watchは例外

今回の弾劾裁判にあたって上院が定めたガイドラインでは、電子機器はすべて議場内に持ち込むことができず、入場する前に一時預かり所へ置いておく旨が定められいます。もちろん、議場内での携帯電話や電子デバイスの使用は許可されていません。
 
ところが確認されただけでも、共和党上院議員6人と民主党上院議員2人がApple Watchを装着して議場内に着席していることが分かりました。Wall Street Journalによると、「Apple Watchの着用は容認されている」そうなので、持ち込み検査をパスしたのだと考えられます。
 
しかし、Apple Watchは単なる時計ではありません。会話を録音することもできますし、電話やメールのチェックも可能です。Cellular通信モデルならWi-Fiなしでも単体で使用が可能で、実質的にはスマートフォン並の機能を有していると言っても過言ではありません。

弾劾裁判はかなり退屈?

スマートフォンの持ち込みが禁じられたのに、なぜApple Watchは例外なのか、あるいはそもそもスマートフォンの持ち込みがなぜ禁止なのか――。
 
過激な言動で注目を集める共和党のテッド・クルーズ上院議員は、審理中にツイートしたことを批判されて「さぁおいで、手に取って!(COME AND TAKE IT)」と書かれたiPhoneの画像を公開、電子機器の持ち込みを批判しました。
 


 
クルーズ議員がガイドラインを批判する理由は謎ですが、少なくとも多くの議員たちにとってこの弾劾裁判はかなり退屈なようです。居眠りをする議員のほか、クロスワードパズルやハンドスピナーを持ち込む議員、紙飛行機を折っていた議員などが確認されており、BBCは「退屈した小学生のよう」とコメントしています。
 
ちなみにApple Watch向けのゲームアプリは複数存在します。暇を持て余した上院議員たちが気づかないことを願うばかりですね。
 
 
Source:THE VERGE,Roll Call,WSJ,BBC
(kihachi)

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