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米投資銀行、Appleの業績を予測〜サービス部門の成長ぶり際立つ

Apple Investor Updates
 
Appleによる2020年度第1四半期(2019年10月〜12月)の決算報告を目前に控え、投資銀行JP MorganがAppleの業績展望を公開しています。

Apple WatchやAirPods牽引

JP Morganのアナリスト、サミック・チャタジー氏によれば、2020年度第1四半期で注目に値するのは、Apple WatchやAirPodsの売れ行きとサービス部門の成長ぶりだそうです。
 
チャタジー氏は、Apple WatchとAirPodsの売れ行きが予想されているよりも良い可能性があるとし、Appleの収益予測である855億〜895億ドル(約9兆3,200億円〜約9兆7,580億円)に対し、887億ドル(約9兆6,700億円)と予測しています。
 
887億ドルの内訳は、iPhoneが497億ドル(約5兆4,170億円)、iPadとMacがそれぞれ73億ドル(約7,960億円)、サービス部門が129億ドル(約1兆4,060億円)、ウェアラブルやアクセサリが116億ドル(約1兆2,640億円)で、売上総利益(グロスマージン)は売上全体の38%と見積もられています。
 
またサービス部門の売上総利益は、同部門売上高の64.5%を占めると予測されており、改めて利益率の高さを窺わせる内容となっています。事実、サービス部門の成長は近年目覚しく、チャタジー氏も1年前の第1四半期と比べ、18%成長すると見込んでいます。

今の株価は投資家の期待が先行?

Appleの株価は大台の300ドルを突破、1年間で約2倍、1カ月前(2020年12月27日)と比較しても約10%近く上昇しています。ただし、チャタジー氏は最近の急騰ぶりに警戒を強めています。
 
現状は投資家の思惑が先行しており、四半期決算が発表された後に、過剰な期待が剥落する可能性もあると見ているようです。したがって株価目標も300ドル(約32,400円)と、Bank of Americaの340ドル(約36,720円)や、Wedbush証券の350ドル(約37,800円)と比較すると控えめな数字となっています。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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