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投資銀行Cowen、2020年上半期のiPhone生産台数を予測

iPhone11シリーズ
 
多くのアナリストがAppleの2020年度第1四半期(10月〜12月)決算に注目するなか、投資銀行Cowenは早くも第3四半期(4月〜6月)までのiPhone生産台数の見通しを立てています。この生産台数の中には、近々発表が期待されるiPhone SE 2も含まれています。

iPhone11シリーズの売れ行き好調

Cowenのアナリストであるクリシュ・サンカル氏によると、2020年度第1四半期のiPhone生産台数は7,000万台となり、このうちiPhone11とiPhone11 Pro/Pro Maxが全体の74%(約5,200万台)を占めるそうです。
 
(※下記グラフ表記は2019年第4四半期だが、これはAppleの会計年度である2020年度第1四半期に相当)

 
iPhone11発表直前でのCowenの予測では6,500万台(うち4,700万台が新モデル)だったことを思えば、iPhoneの売れ行きが予想以上に良かったことを裏付ける数字と言えるでしょう。実際、これまでにもiPhone11シリーズは前モデルからの値下げが奏功したとして、中国や米国などでの好調ぶりが報じられています。
 
さらにサンカル氏は、第1四半期以降のiPhone生産台数についても言及しており、2020年度第2四半期(1月〜3月)のは前年比12%増の4,600万台、第3四半期(4月〜6月)は4,300万台になると見込んでいます。

iPhone SE 2の存在無視できず

注目すべきは、この4,600万台のうち600万台がiPhone SE 2(iPhone9)とされている点でしょう。
 
iPhone SE 2は3月のイベントで発表される予定で、iPhone11シリーズと比較すると小ぶりな廉価版iPhoneとなります。ディスプレイサイズはiPhone8と同様の4.7インチ5.4インチとする見方もあり)で、チップはA13、RAMは3GB、Touch ID搭載となる見込みです。
 
サンカル氏はiPhone SE 2の生産台数について、2016年3月に登場したiPhone SEと同じ規模と予測、価格はおよそ475ドル(約51,750円)になると見ています。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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