ロサンゼルスを拠点とするバーチャルリアリティーエンターテインメント配信サービスのAmazeVRが、ソウルの仁川国際空港に施設をオープンし、ロケーションベースのバーチャルリアリティー(VR)体験の世界への第一歩を踏み出した。
また、AmazeVRは先週、資金調達総額を約900万ドル(約9億8000万円)に拡大するため、250万ドル(約2億7000万円)の追加出資を受けた。
韓国LGからの支援を受けて2019年5月に設立されたAmazeVRは、資金の調達先としてPartners InvestmentやYG Investment、そして韓国のポップアーティストを多数管理し、レコードレーベル、タレントエージェンシー、制作会社、イベント管理、コンサート制作会社を所有しているYG Entertainmentを追加した。
韓国の大手テクノロジー企業らによって設立されたAmazeVRは、第1ターミナルに向かう仁川の空港駅に、1万1000平方フィートのエンターテイメントハブを開設した。同社によると、メディテーションやリラクゼーション向けVRビデオのエリアがあるという。
また、YG investmentの人気ミュージシャンによる没入型パフォーマンスを披露するステージや、子供向けの屋内遊び場もある。
「オンラインVR市場のリーダーとしての主要な目標の1つは、我々のディストリビューションを拡大し、オフラインでも没入型体験を可能にする能力を拡大することだ」と、Amazon VRのCEOであるSteve Lee(スティーブ・リー)氏は声明で述べている。「仁川国際空港にあるこのロケーションベースハブを通じて、AmazeVRが作り出すすばらしいコンテンツだけでなく、VR全般の魅力的なコンテンツを未開拓の市場にもたらすことができる。我々の投資家は音楽やエンターテイメント業界との深いつながりによって、ユニークなVR体験やすばらしいコンテンツによって、VRを世界に広められることを認識している」
AmazeVRはAtlas VやFelix&Paul Studiosといった、没入型エンターテインメントスタジオと提携している。
「私たちの使命は、市場の消費者を信じることだ」と、AmazeVRのコンテンツ責任者ことEarnest Lee(アーネスト・リー)氏は語る。「VR市場はまだ初期段階だが、我々はロケーションベースのエンタテイメントに進出している。これは、ロケーションベース業界に参入する第一歩だ」。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)