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築97年の建物を使った日本橋兜町のホテルは北欧と和がミックス!?

日本橋兜町といえば、東京証券取引所が置かれ、証券会社が集まるエリアです。日本で最初の銀行である「第一国立銀行」の跡地もここにあるそう。

そんな日本経済の中心地に、「K5(ケーファイブ)」という複合施設が2月1日にオープンします。K5には飲食店だけでなく、ブティックホテルも併設されており、まさに “東京らしい空間” に仕上がっています。そんなK5の魅力をご紹介しましょう。

■築97年の建物をリノベーション

K5は、1923年に建てられた第一国立銀行の外観はそのままに、内装だけをリノベーション、キュレーションして作られた施設です。

▲地下1階〜地上4階までとなっており、地下1階〜地上階は飲食店、地上2階〜4階はブティックホテル「HOTEL K5」が入る

建築・空間デザインを監修したのは、スウェーデンのストックホルムを拠点に活躍するデザイナー集団「CLAESSON KOIVISTO RUNE(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ)」。歴史的建造物の重厚感と素材感を尊重しつつ、北欧と和のテイストが適度にミックスされています。

▲「HOTEL K5」や地上階の飲食フロアの床は、97年前のコンクリート床をそのまま使用

「HOTEL K5」は全20室の小規模なホテルとなっており、「K5 Loft」「Junior Suite」「K5 Room」「Studio」の4種類から選べます。小規模ラグジュアリーホテルの世界的なネットワーク「Design Hotels」に加盟しており、宿泊料金は1泊1部屋約3万円〜15万円。

▲写真はスイートルームに当たる「K5 Loft」。インテリアはすべてオリジナルで、このラグは「和」を感じさせる畳のようなデザイン

▲K5 LOFTと4階のJUNIOR SUITEは天井の高さが4.5mあるので室内が広く感じる

このホテルで印象的なのが、ベッドルーム。藍染のカーテンで仕切られており、提灯をモチーフに作られた大きなライトが目を引きます。

▲ベッドのマットレスはすべてシモンズ製

全客室にレコードプレーヤーやレコード、書籍が置かれており、ホテルでゆっくりくつろぎたい人にもぴったりです。

▲リビングとベッドルームを隔てるテーブルにレコードプレーヤーが置かれていた。普通のホテルではなかなか見かけないおもてなしだ

「K5 Loft」と「Junior Suite」にはバスタブもあり、湯船に浸かってゆっくり旅の疲れが癒せそう。日本のホテルでありながらも、少し海外のような雰囲気を味わえるのが面白いですね。

▲バスルームが広いので、存分にリラックスできそう

 

■ホテル内でこだわりの食事やお酒が楽しめる

旅先での楽しみといえば、食事を忘れてはいけません。仲間とわいわい食事をしたいときには、ニューヨークのクラフトビールメーカー「Brooklyn Brewery」のフラッグシップ店「B」がおすすめ。クラフトビールとタコスやナチョスなどのフードが楽しめます。

▲「B」は16〜23時まで営業。ライブイベントなども開催される

▲オリジナルのビアカクテルやこれまで国内では飲めなかった直輸入ビールなどが揃う

落ち着いて食事をしたいのなら、東京・目黒の人気レストラン「Kabi」が手掛ける「CAVEMAN」で食事とワインを楽しめます。ちなみに、HOTEL K5の朝食もここで提供されます。

▲「CAVEMAN」は7時半〜12時、18時〜23時(ワインバーは15時〜23時半)まで営業

▲日本、フランス、デンマークなど多様な食文化を意識した「Kabi」が手掛けているだけあり、意外性のある料理が提供される

食後は、アジアのお茶や漢方をベースにしたカクテルを提供する「青淵(アオ)」でリラックスするのも良さそう。日中は目黒、代々木八幡に次ぐ3店舗目として建物に入るコーヒーショップ「SWITCH COFFEE TOKYO」で、シングルオリジンのコーヒーなどを楽しんでみてください。

▲「青淵」の営業時間は14時〜25時。日中はティーサロンとしても営業する

▲「SWITCH COFFEE」は7時〜17時まで営業

「K5」が誕生したことで、旅行や出張で東京を訪れるはもちろん、東京で暮らす人にも新しくなった日本橋兜町を知るいいきっかけになるはず。いまの東京を知るのにぜひ足を運んでみては。

>> K5

 

(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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