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Apple、2020年度第1四半期売上高はiPhone11販売好調で918億ドルに

Apple Fifth Avenue
 
Appleは現地時間1月28日、同社2020年度第1四半期(2019年10月〜12月)の業績を発表しました。ホリデイシーズンにおけるiPhone11シリーズ、ウェアラブル、サービスの好調な売り上げに支えられ、売上高は前年同期比で9%増の918億ドル(約10兆円)を記録しました。四半期売上で900億ドルを超えるのは、今期が初となります。

ウェアラブル売上高は初の100億ドル超え


 
特に好調だったのが、iPhone、Apple WatchやAirPodsを含むウェアラブル、そしてサービスでした。
 
昨年9月に発売されたiPhone11は予想を上回る好調な売れ行きを示し、四半期売上高では史上2番目に高い560億ドル(約6兆1,000億円)となりました。前年同期比では8%増となっています。
 
またウェアラブルの売上高はこの四半期に初めて100億ドル(約1兆1,000億円)を突破しました。なかでもAirPodsとApple Watchはクリスマスプレゼントとして購入する人が多かったためか、Appleは「爆発的な(blowout)」売上を記録したと説明しています。なお同四半期(10月〜12月)におけるApple Watch購入者の75%以上は、初めて同製品を購入した人々でした。
 
サービス部門の売上高は127億ドル(約1兆3,900億円)で、前年同期の101億ドルから大きく上昇しました。iPhoneトレードインプログラムが伸びており、前年同期と比べ2倍に増えたとAppleは説明しています。11月に開始したばかりのApple TV+については、一部Apple製品を購入すれば1年間サブスクリプションが無料になるというキャンペーンを展開していることもあり、この四半期の売上高にはあまり貢献していないとのことです。
 

日本を除く全地域で売上高増を記録

地域別では、日本を除くすべての地域で売上高増を記録しています。なかでも米国、英国、フランス、シンガポールでは前年同期比で二桁成長を記録、またブラジル、中国、インド、タイ、トルコでの売上も好調だったとティム・クック最高経営責任者(CEO)は説明しています。
 
なお中国市場は、2019年10月〜12月におけるiPhoneおよびサービスの売上高は前年同期比で二桁増、またウェアラブルについても「非常に高い二桁」成長を達成しました。
 

 
現在中国で猛威をふるうコロナウイルスの影響については、現地の提携先やサプライヤーと緊密に連絡を取り合い、状況を見守っている状態とクックCEOは述べました。
 
なお2020年度第2四半期(2020年1月〜3月)の売上高については、630億ドル〜670億ドル(約6兆8,800億円〜7兆3,100億円)と予想しています。

 
 
Source:Apple,Apple2020年第1四半期業績(PDF)
(lunatic)

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