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個性派ヘッドホン好きなら『Surface Headphone』に注目!ノイキャンを耳元で調整できるぞ

「間違いない。これはヘッドホンである以前に、生産性を上げるSurfaceデバイスの一環として設計されているんだ!」これが、マイクロソフトのノイズキャンセリングヘッドホン『Surface Headphone』を2ヵ月以上使ってみての実感である。

このところ話題の新製品が続々と市場に投入され、「ワイヤレス」「ノイズキャンセリング」をキーワードに掲げたヘッドホン製品シーンがなにやら賑やかだ。ソニー『WF-1000XM3』がヒット商品となり、スマートフォンユーザーの定番アップル『AirPods Pro』がノイキャン対応するなど、具体的な事例は枚挙にいとまがない。そんななかでマイクロソフトがSurfaceブランドで販売している本製品の、他とは違う個性について紹介していこう。

オフィス環境になじむ「Surfaceらしいデザイン」

エッジの立った直線的なライン、絶妙な明るいグレーの筐体カラー……説明するまでもなく、一連のSurfaceシリーズと統一感あるデザインで構成されていることが見て取れる。当然ながらSurface PCとのペアリングで一体感が生まれるから、なんだか仕事のモチベーションも向上するような気がする。

ぱっと見「角ばった」ルックスのため装着感が心配になるかもしれないが、頭部に触れる部分は柔らかくカーブしたデザイン。普段からオーバーイヤーヘッドホンを使っている人なら、違和感を感じることはないはずだ。

また、良い意味でPC周辺機器っぽい見た目のおかげで、オフィス内で装着していても「あの人は今ちゃんと仕事をしているモードなんだな」と思わせる効果があるかも?

ダイヤルで調節できる「ノイズキャンセリングの“効き具合”」

仕事中に使うヘッドホンとして誰もが気になるのが、ノイズキャンセリングの性能だろう。『Surface Headphones』はアクティブノイズキャンセリングで最大30dB、パッシブで最大40dBの外音をキャンセルでき、さらに左耳に位置するダイヤルでノイキャン強度を調整可能。これによって周囲の話し声などを適度にシャットアウトできる。

このノイキャン調整機能は、集中力アップのために職場でヘッドホンを使っているオフィスワーカー、カフェ等で作業することが多いモバイルワーカーなど、多くの働く人々にオススメしたい。

ちなみに移動中にも積極的に使ってみたところ、外音が遮断されすぎて危険や不安を感じることはなかったし、必要に応じてノイキャン強度を調整することで、混雑する地下鉄での通勤でも車内アナウンスを聞きのがすこともなく快適だった。

長時間使っても疲れない「クセのなさ」

ヘッドホン製品なので、音楽再生時の音質についても触れておきたい。40 mm Free Edge ドライバ搭載のサウンドとパワーは必要十分、音質には極端な味付けがされておらず、音楽を聴いていて疲れるほどのインパクトは感じられない。

しかし裏を返せば、適切な音量とノイキャン強度に調整しておくことで、作業中の集中力を妨げずに長時間使い続けられるというわけだ。

先に述べた申し分ない装着感、290グラムの重量、そしてBluetooth接続での音楽再生、アクティブノイズキャンセリング・オンの状態でも最大15時間持続するバッテリー駆動時間は、じっくり仕事に打ち込みたいときにも頼もしい安心感がある。実際、これまで使用してきてバッテリー持ちに不安を感じたことは一切なかった。

販売価格4万678円(税込)の高級ヘッドホンであり、さらに、ただ音楽を再生する機器というより「PCで仕事をする環境を快適にする」ことに主眼を置かれた、他に類を見ないPC周辺アイテムでもある、この『Surface Headphones』。ノイキャンで集中して仕事に打ち込みたい人はもちろん、他人と被らない個性派ヘッドホンをお探しの人にもぜひ注目してほしい。

なぜなら、こんなオリジナリティあるデザインながら、2ヵ月以上にわたって都内のあちこちで使っていて、いまだに一度も他人と「ヘッドホン被り」したことがないのだから……。

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