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米連邦通信委員会、米キャリアが違法にユーザー位置情報を共有したと議会に報告

4 US Carrier
 
米連邦通信委員会(FCC)が、1社または複数のワイヤレス通信キャリアが、顧客の現在位置情報などの個人情報を共有したのは違法だとする文書を、米議会に提出しました。

1社または複数社が顧客の位置情報を他社と共有

今回の文書は、FCCが下院エネルギー・商業委員会から昨年11月に受けた、「FCCは、米議会が消費者のプライバシー保護のために成立させた法律を(キャリアに)遵守させる努力を怠っている」との批判に応えたものと見られています。
 
FCCが調査を行った結果、1社または複数のワイヤレス通信キャリアが、顧客の同意を得ることなく、顧客の現在位置情報をサードパーティと共有していた事実が判明。これは明らかに連邦法に違反する、とFCCは述べています。

情報を販売したキャリア名は明記されず

米メディアMotherboardは昨年、AT&T、Sprint、T-Mobileが、ユーザーの位置情報をLocationSmartやZumigoなどに販売、これら企業がさらに情報を転売していると報じました。
 
FCCの文書には、1社または複数のワイヤレス通信キャリアがサードパーティと位置データを共有するという法律違反を犯していると明確に記されているものの、通信キャリア名は書かれていません。米国の4大キャリアであるVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobileは、いずれも過去にデータ販売の件で調査を受けています。
 
FCCは当該キャリアに違反を是正するよう通知し、問題行動が修正されなければ罰金などの可能性もあるとしています。

 
 
Source:FCC(PDF) via MacRumors
(lunatic)

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