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キャンプギア収納の悩みを「ソフトコンテナ」が解決してくれました

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

キャンプが本当にブームなんだなと感じるポイントのひとつが新製品の多さ。ここ数年は、老舗ブランドから新興ブランドまでさまざまなメーカーから日々新しいギアが誕生しています。しかも最近は見たことのないアイデア商品が多く、思わず食指が伸びそうに。いや実際に伸びていて、気付けば自宅のキャンプギア収納庫がパンパンになってしまいました。

収納庫というか要するにただの半間押入れの上段部分で、サイズは幅80×高さ100×奥行き85cm。ここに各種ギアを押し込めています。

小物は透明なプラスチック製のハードボックスに入れ、入りきらないモノは適当に立てる。置いておくだけならこれでもいいのですが、問題は取り出す時。奥のボックスを取り出そうものなら、かなりの大仕事になります。

それに前々から感じていたのが、ブラスチックボックスの効率の悪さ。頑丈でテントサイトにも気にせず持っていけるなど重宝していたのですが、いかんせん収納効率が良くない。

アウトドアギアは丸いモノが多く、どれだけ上手く入れたとしてもデッドスペースは発生します。そこで目を付けたのが“ソフトコンテナ”です。柔らかいコンテナならもっと効率良く入れられるのではないかと。

そう思いつき、いろいろ調べてみたところ、クリエイター9000大阪という会社が展開するブランド、albatre(アルバートル)の「マルチギアコンテナ」を発見。容量は約68L。色はデザートカモとブラックカモの2種類。きっとこいつがキャンプギア収納という悩みを解決してくれる、そんな予感がしたので、思い切ってデザートカモを2つ購入(Amazonで1つ6580円)し、さっそく詰め替えてみました。

■想像よりかなり大きいぞ!

届いた「マルチギアコンテナ」はぺっちゃんこ状態。ソフトだから、使わない時は小さくできます。では、組み立てていきましょう。

本体を広げて付属の底板をはめるだけで完成。組み立て後のサイズは幅約60×高さ約30×奥行き約38cm。結構な大きさです。

▲ハンドルが四方にあり、どこからでも引っ張れる。ファスナーは3辺をぐるっと回るように付けられている

▲仕切りが2つ付属。面ファスナーで固定するので、好きな位置に変えられる

▲全面保護パッド入りでふかふか

▲外周にウェビングテープが付いていて、カラビナなどを引っ掛けるのに便利。カモ柄ということもありミリタリー感満点

▲底はうれしいターポリン仕様

本体の素材はPVCコーティングされたポリエステルなのですが、外装の底部分だけはターポリンが貼られています。これなら下が濡れていようが気にせずに置けそう。

では荷物を詰め替えていきましょう。

▲手前のこれまで使っていたプラスチックボックス(54L)と比べると2回りぐらい大きい

まずは「マルチギアコンテナ」に入れたいアウトドアギアを引っ張り出してみました。

それにしても多い。こんなに持ってたっけ…。これでも、入らないであろう大物は省いてあります。はたして全部入れられるのか…。

■想像よりかなり入るぞ!

荷物を詰め替えている時なんですが、「やっぱりソフトコンテナいいかも」と感じることがありました。それが柔軟性です。

例えばヘリノックスの「チェアワン」ですが、収納袋の長さは約35cmです。「マルチギアコンテナ」の高さは約30cmなので、縦に入れようとしてもはみ出てしまいます。

しかし、そこは“ソフト”ならでは。ファスナーを閉められるんです。さすがにここまではみ出るのはオススメできませんが(無理に詰めると故障の原因になるのでやめましょう)、多少のバッファは許容してくれそう。ハードコンテナでは、こうはいきません。

そんなこんなをしながらも、取り出しやすいようになるべく縦に入れつつなど出し入れを繰り返しつつ格闘すること約10分…。

ようやく入りました。見事にパンパンです。フタの裏側にあるメッシュのポケットにも薄い小物を入れています。

フタも問題なく閉まりました。かなりの量を入れたので、さぞかし重いだろうと思いきや、意外にもそこまで重さを感じず。苦もなく持ち上げられました。

ちなみにもうひとつの「マルチギアコンテナ」もパンパン。当初予定していなかったスノーピークのシュラフ「オフトンワイド」も入りました(ちらっと見えているオレンジがそれ)。さらに、座り心地は最高なんだけど収納状態でもちとかさばるエーライトの「カルパインチェア」も2脚入れられました。これら大物をしまえたのは大きい!

見てください、この迫力! かなりのボリューム感です。では押入れに入れてみます。

おぉスッキリ! プラスチックボックス使用時と比べてみると…

かなりの省スペース化となりました。さすがにテーブルやマット、クーラーボックスは入れられませんでしたが、いろいろ取り出しやすくなったんじゃないかと。

小物を入れた「マルチギアコンテナ」は上に置いたので、何かひとつだけ取り出したいという時には、ファスナーを開けてゴソゴソやればOKです。

*  *  *

例えばクルマでキャンプに行く場合を考えてみてください。クルマのトランクスペースはデコボコしていたり、斜めになっていたりと真四角ではありません。そこにハードコンテナを入れても、どうしてもデッドスペースができてしまいます。大きいクルマなら、スペースに余裕があるので構わないのですが、小型車だと無駄なスペースはできるだけ減らしたいところです。そんな時、ソフトコンテナなら、多少の変形は気にしないのでスペースを無駄なく使えます。

またキャンプ場に着いても、そのままテントサイトに置いて荷物入れとして使えばヨシ。しかもこの「マルチギアコンテナ」、バカ売れしているユニフレームのメタルラック「フィールドラック」にキレイに乗っかるサイズとか。地面に置きたくない人にとってはうれしい情報です。

これは次のキャンプが楽しみだ!

>> アルバートル

 

(取材・文/円道秀和<&GP>)

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