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衣類スチーマー 5モデル
アイロン台を出す手間が不要で、出かける前など、時間のない時にはとりわけ便利な衣類スチーマー。衣類をハンガーにかけたまま手軽にシワとりができることから、ここ数年で人気が高まっている。今回はアイロンとしても使用できる2WAYタイプを試してみた。スチームではシワを取り切れない襟や袖口なども、2WAYタイプなら安心だ。両方使いやすい、バランスのよい製品を選びたい。
こんな厳しいテストをしました!
POINT 1 スチーム量
- スチーム量をチェック。公称よりも強く感じるもの、弱く感じるものなどさまざまだ。スチームが出る方向などもチェックした。
POINT 2 かけやすさ(スチーム)
- スチームが効率よく衣類に届くか、確認する。またスチームにムラなどがないか、綿シャツのシワがスムーズに伸びるかどうかをチェック。
POINT 3 かけやすさ(プレス)
- 放射温度計を使ってかけ面の温度を実測。ガンコなシワがついてしまった綿シャツを使い、一般的なアイロンと同様、シワが伸びるかどうかを確認。
POINT 4 操作性
- 握りやすさや実際に持ってみた体感的な重さをチェック。ボタンの配置、水の入れやすさなどのお手入れなども含めて評価する。
POINT 5 立ち上がり時間
- 朝の忙しい時間などは、1秒でも早く適温になってほしいもの。早く立ち上がれば、それだけ時短につながる。実際に計測してみた。
POINT 6 連続使用時間
- ボタンを押している間だけスチームが出るものや、ずっと出続けているものなど、スチームの出方はさまざまで、使用時間は使い方によって異なる。
MODEL 2
東芝
La・Coo-S TAS-V5
実勢価格:1万1120円
プレスが最高
東芝のコード付き衣類スチーマーの上位モデル。通常の連続スチーム量は約15mL/分だが、瞬間3倍ショットで最大約45mL/分のパワフルスチームを実現。水タンク容量が従来機の2倍になり、約10分間の連続スチームが可能。かけ面にはニッケルコートが施されており、アイロンとしての使いやすさを追求している。かけ面の温度も3段階に調節可能だ。
SPEC
スチーム持続時間 | 約10分(かけ面温度設定「中」の場合) |
スチーム量 | 最大約45mL/分(かけ面温度設定「高」の場合) |
タンク容量 | 約110mL |
立ち上がり時間 | 低(約23秒)、中(約28秒)、高(約33秒) |
温度調節 | 低(約120℃)、中(約150℃)、高(約180℃) |
オートオフ機能 | ○ |
サイズ | 約70×170×132mm(幅×奥行き×高さ) |
本体質量 | 約690g |
消費電力 | 950W |
付属品 | スタンド、水量カップ |
01 スチーム量
02 かけやすさ(スチーム)
03 かけやすさ(プレス)
04 操作性
05 立ち上がり時間
06 連続使用時間
Result
アイロンとしての使いやすさはダントツ
プレスもきちんとしたい方に
本体が約690gと軽いものの、水タンクは約110mLと大きく、かけ面温度設定「中」の場合、連続で約10分も使用できる。シャツやブラウスは一度に2~3枚ケアできた。驚いたのはアイロンとしての使いやすさ。かけ面は他社と比較すると、かけ面の温度は高温では最大177℃(実測)と高く、しっかりプレスできる。ニッケルコートでかけ面の滑りがよく、ひっかかりも少ない。先は独自の尖った形状で、ボタンまわりなどの細かい部分もかけやすい。衣類スチーマーとしてだけでなく、アイロンとしても使いたい方におすすめしたい。
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000121519/
- Source:デジモノステーション
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