ソニーが、8K対応液晶テレビの新機種として「BRAVIA Z9H」を発表した。メインの顧客層としてクリエイターを想定した「BRAVIA MASTER series」のフラッグシップモデルとして登場。85V型の大画面で、映像と音響の両方を高次元で備えた一台だ。
究極の映像美を実現
バックライト技術として、ソニー独自の「Backlight Master Drive」を採用。従来はブロック単位で駆動していた複数のLEDを、モジュール単位で完全独立駆動させる。これによって細かい明暗を表現できるようになり、高コントラストや立体感のある映像を可能にした。
また、超解像エンジン「8K X-Reality PRO」は、2Kや4Kのコンテンツを8K解像度まで引き上げる機能を持つ。そのため、一般的なテレビ番組やネットコンテンツなども、8K相当の画質で楽しむことができる。
臨場感のあるサウンド性能
音響技術に定評のあるソニーとあって、サウンド性能にも抜かりがない。超大型テレビは「映像と音のずれ(定位の不一致)」が生じやすいとされるが、本製品は独自技術「Acoustic Multi-Audio」を採用し、そのような課題を解消。画面の上下に搭載された4つの2ウェイスピーカーと、背面にある2つのサブウーファーが、臨場感あふれるサウンドを提供する。
その他、ゲーム機からのHDMI映像入力にも対応し、ユーザーの用途に合わせた幅広い楽しみ方が可能だ。
型名は「KJ-85Z9H」。発売日は3月7日を予定し、推定価格は税抜きで200万円前後となっている。
(文・早川あさひ)
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- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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