スマホやICカードなどによるキャッシュレス決済はすでに社会に浸透しつつあるが、今後はレジすらない店舗が当たり前になるのかもしれない。
すでにAmazonがレジなし店舗「Amzon Go」を米国などで展開しているが、それに対抗するかのようにコンビニ大手米セブンイレブンもキャッシャーレス店舗の実証実験を米国で行うと発表した。
・スマホでチェックイン
セブンイレブンが本社を置くテキサス州アーヴィングにコンセプトストアを設置し、パイロット期間中は同社の社員のみが利用できる。
コンセプトストアの広さは700フィート(約65平方メートル)。サンドウィッチなどの軽食や飲物、スナックといわゆる典型的なコンビニの品揃えだ。
利用するには、スマホにダウンロードした専用アプリを立ち上げて“チェックイン”するだけ。購入したい商品を選んだらそのまま店の外に出られる仕組みになっている。商品の代金は登録したクレジットカードで自動決済され、客が店を出るとレシートが端末に送られるなど、全てがスマホで完結する。
・今後の動向に注目
もっとも、セブンイレブンがテクノロジーを活用した買い物体験を提供する試みはこれが初めてではない。同社はいくつかの店舗でレジの列に並ぶことなくスマートフォンで決済できるモバイルチェックアウト機能を提供している。
また、顧客がオンラインでオーダーしたものを自宅などに配達する7NOWデリバリーサービスも展開し、ドローンを使った配達も試みている。
同社は北米だけで1万1800店舗を、世界17カ国で7万店舗超を展開している世界最大手のコンビニチェーンだけに、一般消費者向けのレジなし店舗展開など今後の動向に注目が集まる。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/116679
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi