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「ジョジョ・ラビット」の監督がアカデミー賞後の取材でMacBookのキーボードを糾弾

バタフライキーボード
 
映画監督のタイカ・ワイティティ氏は、2019年のアメリカのコメディ映画「ジョジョ・ラビット」でアカデミー脚色賞を受賞しました。同氏は受賞後のインタビューで、「MacBookのキーボードに問題がある」と語り、話題を呼んでいます。

バタフライキーボードの問題を指摘

ワイティティ氏は「ジョジョ・ラビット」の監督を務めるだけでなく、主人公のイマジナリーフレンドのアドルフ・ヒトラーとして映画に出演したことで知られています。
 
同氏はアカデミー脚色賞の受賞後のインタビューで、脚本家がプロデューサーとのミーティングで求めるべきものを訊かれた際に、「Appleはキーボードを直す必要がある」と答えました。
 


 
ワイティティ氏が問題があると指摘しているのは、おそらくMacBookバタフライキーボードのことだと思われます。同氏はRSI(頸肩腕障害、英:Repetitive Strain Injury)を抱えていることを明かしており、バタフライキーボードはタイピングの負担となっている、と主張しました。

Appleは16インチMacBook Proでシザー式キーボードを新たに採用済み

バタフライキーボードは、Appleで最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏のデバイスの薄さへの執着から生まれたともいわれています。バタフライキーボードは確かに薄いボディの実現には貢献していますが、ゴミやホコリの侵入に弱く、使用するに従ってキーが打てなくなったり、キーを1回押すと2度入力されたりする問題が報告されています。
 
Appleは、昨年11月に発売した16インチMacBook Proでシザー式キーボードを新たに採用しており、バタフライキーボードを廃止する方向に向かっています。
 
ワイティティ氏が16インチMacBook Proを使用したことがあるかは定かでありませんが、バタフライキーボードがいまだユーザーを悩ませ続けているのは確かなようです。
 
 
Source:The Verge
Photo:iFixit
(lexi)

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