キャンプでの楽しみのひとつが食事。インスタントラーメンなどで簡素に済ませることもありますが、なぜかたまに凝りたくなります。そうすると増えてくるのがスパイス類と調味料です。「今回はアレを作ろう、じゃあこの調味料がいるよね」といった調子で、気が付けばキャンプに持っていく調味料類がやたらと増えてしまいました。
絞ればいいのは分かっているんですが、せっかくなら“キャンプ用調味料セット”のようにまとめておきたい。
そこで、手持ちの小物入れが使えないかと試してみましたが、いかんせん高さが足りない。調味料を寝かせればいいんですが、立てられれば使う時に便利だしなどとワガママ放題。
そんなこんなでモヤモヤしていたところ、先日ちょっと良さそうなモノを見つけました。それが無印良品の「ナイロン手付きポーチ」。大小2つあったので、両方購入。ちなみに大きい方は1290円で薄型は990円です。
■醤油の高さが最大の問題!
これまでシングルバーナーやナイフなどを入れていたグラナイトギアとイスカの小物入れですが、やはりどう見ても高さが足りない。
こう見ると、問題は醤油とオリーブオイルの容器です。背の低い容器に移し替えればいいんでしょうが、お叱りを承知で言いますと、ズバリめんどくさい! そこで、高さがある程度あって、さらに大量の調味料をキレイに入れられて、なるべくかさばらないモノを探していたわけです。
そこに現れたのが無印良品のポーチ。どうもメイク道具入れらしいのですが、シンプルだし、上に持ち手が付いているから運びやすそう。問題の高さは…
オリーブオイルなら入りそうです。醤油はやっぱり厳しい。でもそんなこと言っていたら、いつまでたっても解決しないので、ひとまず調味料類を入れてみました。
立てて入れていくと、ちょうどよくすべて入れられました。でもこれは上から見た状態。横から見ると…
醤油もオリーブオイルもマヨネーズも、なんならソースもアタマがちょっとだけ見えています。とはいえ、やはり問題は醤油とオリーブオイル。ポーチの容量としては絶妙なわけなので、収納時は寝かせればいいのではないか。そして使う時だけすべて立たせればいいのではないか。
さっそく試してみると…
なんとか収まりました。少々ポーチが変形してますが、この程度なら許容範囲です。
ファスナーも余裕で閉められ、ちょうど良く収まりました。とはいえ、このポーチもそこそこの大きさではあるので、結構かさばります。ちなみに、この「ナイロン手付きポーチ」のサイズは幅約20.5×高さ約12.5×奥行き約10.5cm。少々荷物が増えても大丈夫なキャンプならアリではないでしょうか。
■ソロキャン時は小さい方で
もうひとつの「ナイロン手付きポーチ 薄型」は、荷物を減らしたい時に使えそうです。
幅と高さは同じなのですが、奥行きが半分ぐらい。これだけ薄いなら、荷物の隙間に入れやすい。
醤油、オリーブオイル、食塩、コショウだけならこのように収まります。ただし自立はするんですが、少々不安定…。ソロキャン時、必要な調味料に絞って持っていく際にいいかもしれません。
スパイス入れはさまざまなアウトドアブランドから発売されています。キャンプでスパイスに凝るのは楽しいですからね。でもどれもかなり大きなモノばかり。実はひとつ持っていたりします。それがオレゴニアンキャンパーの「ペッパーボックス」(3520円)。
無印良品のポーチと並べてみると、かなり大きい。もちろんその分、たくさん入れられます。今回用意した調味料類をすべて入れてみても
キレイに収まりました。無印良品のポーチには入れられず、ひっそりと補欠に回されていた「黒瀬のスパイス」も問題なし。まだまだ入れられそうです。
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実は以前、ナルゲンの「トレックコンテナポーチ」(1500円/税別)を使っていました。ナルゲンの60ml広口丸ボトルをキレイに6本入れられるポーチで、毎回ボトルに必要な調味料を移して持っていっていたんですが、ファスナーが壊れちゃったんです。それに、どんどんスパイス類が増えていき、しまいには移し替えるのが面倒に…。
そこで増えた調味料類をまとめて入れられて、かつキャンプ場で調理する際に使いやすくできるケースはないかと思い、ここ1年ほど探し続けていました。結果的に無印良品のポーチに落ち着きましたが、もっとしっくりくるモノが出てくれば、あっさり乗り換えそうな気がします(笑)。
それと醤油と黒瀬のスパイスは、小さな容器に移し替えたほうがいいかもしれないですね。それぐらいは面倒がらずにやるようにしなければ…。
>> 無印良品
(取材・文/円道秀和<&GP>)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/278836/
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