きれいに掃除するだけでなく
障害物は避け、段差もガンガン乗り越える
床を自動で掃除してくれる便利なロボット掃除機。しかし、掃除の前には床の片付けをしなければならず、ロボット掃除機ユーザーでも面倒だと感じることが多いのではないでしょうか。
留守中はロボット掃除機にお願いして、帰宅後にはスッキリした床が出迎えてくれる……そんなライフスタイルに憧れてみたものの、ロボット掃除機が床のモノにぶつかって色々散らばっていたり、ゴミ箱が倒れていたり、毛足の長いカーペットの上で止まってしまっていたり、トラブルに見舞われることも多々あります。事前準備で手を抜くと、帰宅後にガッカリ、ということも少なくありません。
ロボット掃除機ユーザーならわかる「あるある」ですが、そんな心配や不安は不要になりそう。そう思えるロボット掃除機が発表されました。パナソニックのレーザーSLAMを搭載した次世代ロボット掃除機ルーロ(MC-RSF1000)は、掃除を完遂する性能が大幅に向上したのです。
パナソニック
ルーロ MC-RSF1000
“任せられる”次世代ロボット掃除機の筆頭。部屋の間取りを正確に理解し、隅々までしっかりとゴミを取り切る。敷いてあるラグやキッチンマットなどを軽々と乗り越え、床に置いてある障害物はしっかりと認識。寸止めで避けてくれるので散らかさない。
広い範囲を瞬時に認識し、正確な地図を作り
取りこぼしをなくす
新ルーロは、千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)と連携。「レーザーSLAM」を搭載し、従来のカメラSLAMに比べ、正確な空間認識が可能になりました。
シルバーの円盤部はレーザーセンサーを搭載。1秒に10回転の高速回転で、360度全方位測定が可能になりました。間取りはもちろん、動くものや障害物まで素早く認識します。
前モデルのカメラSLAMはカメラで撮影し、部屋の特徴点を捉える方式で、走行部分だけを認識できました。新モデルでは360度レーザーSLAMで半径8mもの広い範囲を認識しながら走行し、移動しながら正しく地図に落とし込む作業を行います。そのため、精度の高い地図を素早く構築できるようになり、無駄なく掃除できるようになったのです。
さらに大きく変わったのは走行パターンです。前モデルは部屋全体を一周してから中を規則正しく掃除していましたが、新モデルでは細かくエリア分割してから走行します。分割することによりエラーやズレを抑えられるようになり、より正確に、隙間を作らずに掃除できるようになりました。
●動画/しっかりと隅っこのゴミを取るのも当たり前
リフトアップ機能で本体が持ち上がり
段差もマットも乗り越えて掃除!
マットは引きずり、段差では乗り越えられないロボット掃除機は多いのですが、新モデルは最大25mmも本体がグイッと持ち上がり、ラクに乗り越えられます。
レーザーセンサー、超音波センサー、赤外線センサーで幅約20mmまでの障害物を検知し、乗り越えられる段差かどうかの見極めを行います。その後、タイヤユニットを下に押し出し、本体を持ち上げるのです。この「アクティブリフト」機構が実装されたのは業界初とのこと。
前モデルでは毛足の長いマットで止まってしまうこともありましたが、3種類のセンサーとアクティブリフトの効果で、段差でも止まらずに掃除できるようになりました。
これは他にはないギミックで、その動きはまるでレスキューロボット。しっかり段差を乗り越えてくれるので、マットなどを事前に片付ける必要がなくなりそうです。
●動画/2.5cmまでの段差もしっかりと乗り越える
計29個のセンサーを搭載!
モノにぶつかりにくく、隅まで掃除できる
障害物検知センサーほか、29個ものセンサーを搭載しています。レーザーセンサーと超音波センサー、赤外線センサーでモノにぶつからず、その性能は暗闇でも落ちることはありません。
実際に一般的なロボット掃除機と、ルーロによるデモンストレーションが行われました。ルーロは障害物ギリギリまで近付いて、ブラシでかき出しキワまで掃除しますが、小さなモノや軽いモノでも、押して動かしたり、倒したりということはほとんどなく、掃除を始める前とほぼ同じ状態を保っています。
一方、一般的なロボット掃除機で掃除したスペースを見ると、モノが散らばって大変なことに……。ぶつかってしまうので、あちこちにモノが移動していました。
●動画/障害物は寸止めでかわしながら床面はきれいに
業界初「otomo(おとも)」機能など
使いやすさが向上
足の動きを認識して一定距離を保ちながらついていく「otomo」機能も搭載されました。円盤部を3回タップすると足を認識、歩くとついてきます。任意の場所まで連れていったら、足を止めます。すると自動でスポット掃除を始めます。
スポット掃除が始まれば、その場を離れてもルーロがついてくることはありません。その場所をしっかり掃除して、終わると自動で充電台に戻るので、放っておくことができます。約3.4kgもあるロボット掃除を持って運ぶ必要がないのでラクですね。
また、子どもでも簡単に操作できるので、うっかりお菓子をこぼしても、ルーロを使って自分で掃除機がけができます。デモでは4才の男の子が「otomo」機能を使いこなしていました。
また、スマートフォンアプリ「RULO」ナビに加え、新たに「Googleアシスタント」を搭載したスマートスピーカー、スマートディスプレイに対応して音声操作もできるようになりました。
これまでのロボット掃除機よりも正確に部屋の状況を把握し、段差もしっかり乗り越え、家具を回避しながらスピーディに掃除してくれる動きは感動モノです。マットなども引きずらないので、留守中も安心しておまかせできそうですね。発売予定は3月下旬、市場想定価格は15万円。
●動画/さらにルーロのことを詳しく知りたい方はこちら
https://www.yo
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000121676/
- Source:デジモノステーション
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