株式会社RINACITAは、2018年にリリースした、アーティストやクリエイターに新たな収入源を提供するファンクラブサービス「CHIP」を、まったく新しいカタチにリニューアルし、メンバーシップ作成サービス「CHIP」として再スタートさせた。
生まれ変わった「CHIP」
2018年リリースの「CHIP」は、総ユーザー数5万人、ファンクラブ数4500を超え、数多くのアーティストやクリエイターにファンクラブという収入源を提供してきたが、2019年5月にサービスを終了。
その後、クリエイターなどからの復活を求める声を受け、このたび全く新しいサービスとして生まれ変わったメンバーシップ作成サービス「CHIP」を招待制でリリースした。
新しくなった同サービスは、ミュージシャンやYouTuberなどのエンタメ系、イラストレータや声優、コミュニティやレッスンなどのさまざまなクリエイターが「自分のやりたい活動をもっと自由に続けられる」ことを目指し、自分を応援してくれるメンバーシップを新たな収入源として提供するサービスである。
ファンは月額無料のお試しプランや月額500円の応援プラン、月額5,000円のVIPプランを選べ、クリエイターは収益を予測できるため、活動の計画や継続が容易になるというメリットがある。また、タイムラインでメンバーに対して活動報告や告知などを行い、直接つながることができるのも魅力のひとつだ。
現在は、クリエイターの意見を充分に尊重するため、少数の特別なクリエイターのみ招待しているとのこと。今後、準備ができ次第順番に連絡していくという。クリエイターとして利用を検討している人は事前登録をして連絡を待つようだ。
反省を活かして
また、反省として「プロダクトの検証」ではなく「課題の検証」に時間を割く、「あったらいいもの」ではなく「なくてはならないもの」を作るということを挙げた。最終的に「なにをするかではなく、なにをしないかを決める」ということが重要だと考え、2つに絞られた選択肢「CHIPを残しつつ、別の新規事業を作る」と「CHIPはクローズし、新規事業に全リソースを使う」からクローズを選択したという。
今回の新「CHIP」リリースは、前回の反省を活かし、全く新しいカタチでクリエイターを支えていくサービスになっていると期待したい。
- Original:https://techable.jp/archives/116961
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口