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2000台のiPhoneがダイヤモンド・プリンセス号の乗客に配布される

iPhone 提供
 
2月14日のバレンタインデーに、思わぬプレゼントがダイヤモンド・プリンセス号の乗客に届きました。届いたのは約2,000台のiPhoneで、ソフトバンクとLINE、総務省の協力を得て、厚生労働省が提供したものです。

新型コロナウイルス感染により乗客が孤立していた

2月3日に横浜港に寄港したダイヤモンド・プリンセス号では新型コロナウイルスの感染が確認されたために、およそ2,000人の乗客が海の上で検疫を受けています。13日には80歳以上の一部の高齢者を下船できるようになりましたが、依然として船内には多くの乗客が残されている状態です。
 
WHOに改善を求められるなど、政府の対応を疑問視する声が上がっている中でのiPhoneの配布は、厚生労働省が要請したものでした。
 
厚生労働省の公式HPにも約2,000台のiPhoneを配布したという発表があり、さらに同日中に全ての船室に配布済みである旨が報告されています。

プリインストールされたLINEには特別なアカウントが

ハフポストによると、配布されたiPhoneからしかアクセスできない特別アカウント「厚労省コロナウイルス対応支援窓口」が追加されているようです。
 
さらに厚生労働省の発表では、新型コロナウイルスに関する質問を受け付けたり、乗客の不安や悩みが心理カウンセラーの業界団体に相談できるようになっていたり、医薬品に関する要望ができるようになっているとのことです。
 
また米政府は、乗船している米国民その家族約380人を避難させる準備を進めており、航空機2機を手配する模様です。早ければ16日にも米国に到着する予定と伝えられています。
 
 
Photo:Twitter
Source:ハフポスト
(tamakuwa)

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