<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
平日の食事は基本外食、休日たまに料理をするという生活を続けること数年。朝、家を出て、夜遅くに帰ってくるので、そこから夕飯の支度をするっていうのは、なかなかめんどくさいんですよね。休日も仕事したり、出かけたりすると、ご飯はそのまま外で済ますという…。そんなことをしていると出費が増える増える。一度月の食費を計算してみたら…なんてこった、こりゃいかん。
出費を減らすのなら自炊の回数を増やすべきただ、基本面倒くさがり屋なので、買ってきた食材を下ごしらえして、長時間キッチンに立って料理をする、なんていうのは性格的に向いてないんですよ。しかし改善していかなければならないのも事実。
「料理・手軽・レシピ」とグーグル先生に聞いて、作れるメニューを増やそうと考えていたら、「それなら圧力鍋を使ってみたらいいじゃん」と、天(編集部内)からの声が。
そんなわけで、いろいろ調べ、たどりついて購入したのがアイリスオーヤマの電気圧力鍋「PC-MA2-W」(1万2800円)。予めメニューもセットされており、食材を入れてボタンを押すだけで、料理が完成するというまさに夢の調理家電。早速使ってみました。
「PC-MA2-W」は食材を入れてボタンを押すだけ。全自動なので焦げつきの心配や火加減の調整は不要。12時間後まで予約も可能で、調理後は自動で保温に切り替え。温度を調整し卓上でグリル鍋として使用できる電気圧力鍋。手軽に「肉」「魚」「煮込み」「米」「スイーツ」などの料理がつくれます。
ちなみに、圧力鍋というと「時短家電」というイメージを持っている人も多いかと思いますが、「PC-MA2-W」は時短家電ではありません。じっくりコトコト作るので、ガス式の圧力鍋よりは、時間がかかります。
さっそくなので料理を作ってみることに。何を作るか? 圧力鍋で作る料理と言ったら、もうアレしかありませんよね。
■豚の角煮を作ってみた
男なら(?)いちどは自分で作ってみたい「豚の角煮」。ご丁寧にレシピ本まで付いていたので、そこに書いてある食材をスーパーで購入。
男の料理なんだから、ある程度は適当でいいでしょ、と思いながらも最初はレシピに記載されている分量はしっかり守ることに。書いてあるとおりにすれば失敗することはない!と勝手に思っているので。
豚肉をカットするとき、硬くて苦労した(きっと包丁のせい)が、本当に柔らかくなるのだろうか? そんな感じで軽く処理した食材を鍋に入れ、スイッチオン。あとはほったらかしてOK。鍋のそばにいなくていいっていうのもいいよね。
約1時間後、タイマーが鳴りついに完成。蓋を開けてみると…見てくれは悪いかもしれないが、「これは絶対にうまい!」と本能と語りかけてくる。では早速実食。
「柔らかい!」
本当に柔らかくなるのかと思ったが、箸でもサクサク割れる。そして口に入れ、一噛みすると、口の中でバラバラに。脂の部分はもうプルンプルンしてる。包丁で切ったときは硬かった豚バラ肉がここまで柔らかくなるとは、恐るべし、電気圧力鍋。
せっかく角煮を作ったのだから、アレンジを。まずは、ひと目みたら全力で口にかきこみたくなる角煮丼! タワーのように積み上げた角煮、付け合せで用意したゆで卵。そして、旨味たっぷりのタレがかかったご飯。一口食べだしたら、終わるまで箸が止まらない! うまい!うますぎる!
次は、ソーキそば。先日お土産でソーキそばをもらったので、せっかくだから角煮をいれてみました(本来ならソーキ肉(豚スペアリブ)だけどいいよね)。紅生姜を添えるだけでも、なんか雰囲気が出てくる。ひとつのレシピから、いろいろアレンジするだけで、なんだか料理の腕が少し上がった気分(実際には、簡単な処理をしてボタンを押して待っていただけなのに…)
レシピ本には2~3人前の分量が記載され、そのとおりに作ったのに結局全部ひとりで食べてしまった。角煮最高!
角煮で「簡単・ほったらかし」の味をしめたので、いままで作ったことのない料理にも挑戦。
■無水カレーを作ってみた
人生初?の無水カレー。カレーはよく食べるけど、無水カレーを食べた記憶はない。ましてや、自分で作ったことなんてあるわけがない。それでも、いくつか食材を入れておくだけで出来上がるというので、挑戦してみることに。
材料を入れ、調理の設定をしてスタート。待つことこちらも1時間弱でタイマーが鳴りました。ちなみに、この段階ではまだルーはいれていないので、完成ではありません。ここから、砕いたカレールーを入れ、軽く混ぜてからしばらく放置。10分後…蓋を開けてみると…
完成! なんか自分が作った料理じゃないみたい(作っているのは鍋だし…)。無水というけど、野菜から出た水分がたっぷりあるので、普通のカレーとは大きな違いはないよう。事前にしらべたところ、野菜の甘味が沢山でるので、ルーは辛口のほうがいいということなので、辛口を用意。野菜の甘味を感じつつ、しっかりと辛さが残りちょうどいい味でした。
■ポテトサラダを作ってみた
「圧力鍋」はじゃがいもを茹でるのにいい、というのを聞いていたので、サラダも作ってみることに。付属の「蒸しプレート」を使えば野菜も手軽に蒸すことができます。
■ポトフを作ってみた
「PC-MA2-W」の商品紹介ページに貼ってあった動画で、数秒だけどポトフを作っているシーンがあったので、それを真似てみることに。入れるだけなので、あとは完成するのを待つだけ。
料理ってここまで簡単になったんだなーと、待っている間思っていました。タイマーがなって蓋を開ければ、ほどよく崩れたじゃがいもに、しっかりと味の染み込んだキャベツににんじん。なかまで火の通った厚切りベーコン。栄養バランスもよさそうな料理が、ほったらかしている間にできるなんて、圧力鍋ってすごい!
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買って数日でいろいろと料理を作ってみましたが、火を使わずボタンひとつで、誰でも簡単&安全に「ほったらかし調理」ができるというのは、私のようなめんどくさがり屋にはピッタリですね。また、「火を使わない」おかげで、調理に付きっきりになる必要がないので、待っている間に別の作業をして、一段落ついたところでちょうど出来上がるなんて嬉しい限り。まだまだ作っていないレシピがあるので、今後は平日でも少しずつ自炊の機会を増やしていきたいですね。
(文/野田博記<&GP>)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/279698/
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