3月の発売が噂される「iPhone9(iPhone SE 2)」の本格生産開始が、新型コロナウイルスの影響で遅れている、とNikkei Asian Reviewが報じています。
iPhone9、2月の予定だった生産開始に遅れ
Appleが3月発売を予定している「iPhone9(iPhone SE 2)」と噂される廉価版iPhoneの生産開始が、当初予定していた2月から、3月中へとずれ込んでおり、計画どおりの生産は非常に難しい、と日本経済新聞のアジア版であるNikkei Asian Reviewが複数の関係者からの情報として報じています。
iPhoneの組み立てを担当するサプライヤーの工場は稼働しているものの、生産能力に対し30%〜40%程度の稼働率にとどまる、とも伝えられています。
新型コロナウイルスの影響による労働力不足や物流の停滞により、iPhoneの供給は4月頃まで影響を受けるだろう、とNikkei Asian Reviewは報じています。
Appleは業績悪化見込みと発表
Appleは、2020年1月〜3月の業績が悪化する見込みであることを発表し、要因として、新型コロナウイルスの影響によりiPhoneの生産が計画を下回っていること、中国国内の需要が低下していることを挙げています。
Appleが、四半期決算発表会以外のタイミングで業績見通しの下方修正を発表するのは異例のことですが、2019年初めの米中貿易摩擦の影響による業績見通し下方修正に続く発表となりました。
予定どおりに発売、との報道も
「iPhone9(iPhone SE 2)」は、iPhone8に似た外観に4.7インチ液晶ディスプレイ、最新鋭のA13プロセッサを搭載し、399ドル(約44,000円)からの廉価モデルとして発売が期待されています。
2019年9月には日本経済新聞も「2020年の春に発売」と報じていました。
新型コロナウイルスの影響が世界的に広がりを見せる中、台湾メディアDigiTimesは「iPhone9(iPhone SE 2)」は予定どおり2月に製造を開始したと報じていました。
最近では、Appleは「iPhone9(iPhone SE 2)」を予定どおり3月に発売する、と米メディアBloombergが報じているほか、Apple関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏も同モデルは2020年前半に発売される、との予測を発表しています。
ただし、「iPhone9(iPhone SE 2)」が3月に発売されたとしても、生産台数が限定されるのに加え、生産に必要な部品の調達なども影響を受けることから、入手困難な状態が続く可能性はあります。
Source:Nikkei Asian Review via 9to5Mac
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-274684/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania