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Spotifyのポッドキャストのページがアップル風デザインに

Spotifyはポッドキャストのストリーミングに投資を続けていて、昨年は前年比で200%の成長だった。しかし現在、ポッドキャストを聴いているのはSpotifyの月間アクティブユーザーのわずか16%だ。同社はアプリのデザインを変更することで、この数字を増加させようとしている。新しいレイアウトでは、これまでより簡単にポッドキャストの情報を見ることができ、新しい番組を見つけやすくなった。

特に、ポッドキャストのトレーラーが目立つように表示されている。

ポッドキャストとその制作者を簡潔に紹介するトレーラーを提供すれば、新しいリスナーを獲得しやすくなる。番組の特長を売り込み、コンテンツの一部を紹介してリスナーがもっと聴きたくなるような優れたトレーラーなら、リスナーはその番組のコンセプトをよく理解できる。

Spotifyアプリの新バージョンでは、トレーラーがポッドキャストのエピソード一覧のいちばん上に「トレーラー」のラベル付きで、通常のコンテンツとは分かれて表示される。これはアップルのPodcastアプリと同様だ。

これは、リスナーはエピソードをすべて視聴することなくさまざまなポッドキャストを手軽に試そうとしているとの考えによるものだ。Spotifyのポッドキャストのライブラリが増えて、このことがさらに重要になっている。Spotifyには現在、全カテゴリで70万以上のポッドキャストがある。1月のCESで同社は「50万以上のポッドキャスト」と述べており、増加のスピードは速い。今月、売上高を発表した時点では「70万」となっていた。

ポッドキャストを見つけやすくするために、番組の説明の下にカテゴリーも表示されるようになった。「True crime」「Personal stories」「Travel」「Relationships」といったシンプルなラベルだ。マーケットリーダーであるアップルのポッドキャストはこのようにカテゴリー分けされており、これに追随する変更だ。

さらに、ポッドキャストのランディングページがひとめでわかりやすくなったことも大きな変更点だ。

ポッドキャストの説明がページの上部に表示されるようになり、スワイプしなくても読めるようになった。これまではポッドキャストのサムネイルが上部に表示されていたので、説明を読むにはスワイプする必要があった。このレイアウトも、そう、アップルのポッドキャストに似ている。

Spotifyアプリにこのようなさまざまな変更が加えられて、ポッドキャストを聴いたり見つけたりしやすくなった。アップルのポッドキャストの設計やレイアウトに慣れていて、これからSpotifyで聴いてみようと思っている人にとっては特に使いやすい。とはいえ、ポッドキャストに関するSpotifyの真の強みは、アップルの優れたデザインの模倣ではない。制作者の要求への対応、オリジナルや独占番組への投資、おすすめのパーソナライズ、そしてこれからは広告だ。

モバイルアプリの新デザインは、すでに公開が開始されている。

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(翻訳:Kaori Koyama)

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