Tesla(テスラ)のModel 3は、Consumer Reports(コンシューマー・レポート)誌が選ぶ2020年の自動車購入予定者人気トップ10に入った。非営利消費者組織であるConsumers Union(コンシューマーズ・ユニオン)は米国時間2月20日に今年の「トップ・ピックス」を発表し、Model 3は、トヨタjやスバル、ホンダ、韓国の起亜自動車、およびレクサスの車とともに選ばれた。
Model 3は、4万5000~5万5000ドルカテゴリーの3車種の1つとして、Lexus RX、トヨタ・スープラとともに選ばれた。同誌はModel 3の「スリリングなドライビング体験」を称賛し「スポーツカーを思わせる印象的な操作性と敏捷で正確なステアリング」と評した。全体的にやや「サスペンションが硬い」ことを指摘しつつも、長いEV航続距離と排ガスのないエコフレンドリーな特性が十分カバーしているとコメントしている。
さらに同誌はModel 3について、「オプションのオートパイロットシステムは、ドライバーの継続的な関与を必要としておらず、安全面の懸念を生んでいる」ことを特に指摘している。テスラは常にオートパイロットをドライバー支援機能と位置づけており、ドライバーにはいつでも制御を取り戻せるよう準備しておくよう要求しているが、実装方法そのものが、不注意運転につながる誤使用を誘発しているとの批判も受けている。
そうした懸念も、同誌がModel 3を2020年のトップ推奨車に選ぶ妨げにはならなかったようだ。テスラは、Consumer Reports 2020年ブランド・レポートカードでも33社中11位にランクされ、昨年から8ランク上昇した。このModel 3、そして生産能力をスケールアップしたテスラの迅速な改善が、消費者視点の非営利団体にアピールしたことは間違いない。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )