KDDI株式会社が毎年開催しているスタートアップと大企業の事業共創イベント「MUGENLABO DAY」。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、遠隔で参加できるバーチャルイベントとして実施される予定だ。
バーチャルならではの強み
2011年より、同社が毎年開催してきた同イベントは、スタートアップと大企業が新たな事業を共創する場であり、2019年には約600人以上のスタートアップや企業が参加した。
2020年3月24日に開催予定としてすでに案内されていた「MUGENLABO DAY 2020」は、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、当初予定していたリアルイベントからバーチャルイベントへ変更して実施される。開催日時は2020年3月24日 16:30から19:30の予定。
クラスター株式会社のバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」を活用した同イベントは、インターネット経由で遠隔から誰でも参加可能だ。また、一方的な配信ではなく、参加者が登壇者に対して拍手やコメントなどを送れるインタラクティブ性も注目ポイント。さらに、会場となるバーチャル空間内を自由に移動し、自分の好きな場所や角度から参加できるのも特徴のひとつだろう。
ちなみに、参加費は無料で、VRデバイス、PC、スマートフォン(YouTube Liveの同時配信)から最大5,000名が参加可能だ。
目玉企画「∞の翼」
プログラムは3部構成であり、第2部では目玉企画「∞の翼」が実施される予定だ。同企画では、大企業がリアルアセットの提供とともに5Gを活用したプロジェクトテーマを公開し、スタートアップがテーマに沿った事業共創アイデアを提案する。選考を勝ち抜いたスタートアップとの共同プロジェクトを同バーチャルイベント当日に発表するという。
現在発表されているプロジェクトテーマは、新たなスポーツ観戦体験の創出を目指す「5G×スタジアム」、運営効率化や新たな顧客体験の創出を目指す「5G×商業施設」、テレビ番組と連動した新たなビジネスの創出を目指す「5G×テレビ」だ。なお、プロジェクトオーナーである大企業はホームページで順次公開予定とのこと。
スタートアップのエントリー締切は2020年3月13日、その後選考期間を経て、同イベントで共同プロジェクト発表し、2020年4月より共同プロジェクトが始動する予定だ。
同社は2019年2月に、国内初となるバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」と、バーチャルYouTuberを活用したバーチャルピッチイベントを開催しており、2回目となる同社のバーチャルイベントの成果に期待したい。
- Original:https://techable.jp/archives/117570
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口