南米の大手ベンチャーキャピタル投資家たちの一部が、現在ホテルチェーンを支援している。
実際、コロンビア最大のホテルチェーンであるAyendaが、新しい調達ラウンドで870万ドル(約9億7000万円)を調達した。
Kaszek Venturesが主導したこのラウンドは、コロンビアおよび周辺地域における、Ayendaの継続的な拡大をサポートすることになる。このホテルチェーンは、既にコロンビア国内で150のホテルを運営しており、最近の発表によればペルーにも進出を果たした。
資金は、Kaszek VenturesおよびIrelandia Aviation、Kairos、Altabix、そしてBWG Venturesなどの戦略的投資家たちから調達した。
2018年に設立された同社は、現在コロンビア内にそのブランド名の下で4500室以上を運営し、国内最大のホテルチェーンとなっている。
ベンチャーファームによる実店舗チェーンへの投資は、北米よりも新興市場ではるかに一般的だ。Ayendaへは、ソフトバンクグループがインドのホテルチェーンOyoに対して行った大きな賭けや、昨年末にLvYue Groupに対してTencent(テンセント)、Sequoia China、Baidu Capital、そしてGoldman Sachsたちが投資した(発表によれば)「数億ドル規模」(数百億円規模)の投資行動を反映したものだ。
「私たちは大きな産業を再定義しようとする企業を探しているのですが、そこで出会ったのがAyendaだったのです。彼らはこの地域で、前例のない方法でホテル業界を変えようとしているのです」と語るのはKaszek VenturesのパートナーであるNicolas Berman(ニコラス・バーマン)氏だ。
Ayendaは、フランチャイズシステムを通じて独立したホテルと連携し、ホテルの稼働率とサービスを向上させている。ホテルは、チェーンへの参加を申請し、営業開始の承認を受ける前に、最大30日間の審査プロセスを経る必要がある。
アイルランド航空のマネージングパートナーであるDeclan Ryan(デクラン・ライアン)氏は、次のように述べている。「最高のコストパフォーマンスの下に幅広いホテルの選択肢を提供することで、利用客はより頻繁に移動し、経済を活性化させてくれます」。
同社は、2020年にそのホテルに、100万人以上のゲストを迎えられることを期待している。客室は、アメニティと24時間体制のカスタマーサポートチームを含め、1泊20ドルで提供されている。
Oyoの話は、ホテルチェーンへのベンチャー投資拡大を検討している企業にとって、警告を発する物語かもしれない。かつて高く持ち上げられたこの企業は、私たちが書いたように、厳しい批判の対象となってきた。
New York Times(NYT)は、インドのテクノロジーコミュニティで注目を集めている、ハイテク採用の低予算ホテルチェーンOyoに関する詳細なレポートを公開した。NYTの記事では、Oyoは無認可の部屋を提供し、その感心できない慣行の中でも特に、トラブルを抑止するために警察官を買収していたと書かれている。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドからの数十億ドルに支えられたOyoが、インド版WeWorkになるかどうかが真の懸念材料である。インドのスタートアップエコシステムは、r成長しシリコンバレーの競合相手とぶつかるようになるにつれて、多くの障壁に直面する可能性がある。
トップ画像クレジット:inxt /Shutterstock
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(翻訳:sako)