Appleは、新品同様の「認定整備済製品」を特別価格で販売しています。しかし、誤解によって認定整備済製品を避けてしまっている人がいるのも事実です。海外メディアiDropNewsが、認定整備済製品に関するよくある誤解をまとめているのでご紹介します。
お得なのに誤解も多い認定整備済製品
認定整備済製品の販売ページには、AppleのWebページで一番下にある「整備済製品&旧モデル新品」からアクセスできます。
認定整備済製品は、最新の現行モデルを含むApple製品を、手頃な価格で購入できるのが魅力です。
たとえば、Face IDを搭載した12.9インチiPad Pro(第3世代)の64GB・Wi-Fiモデルは新品なら111,800円ですが、認定整備済製品なら94,800円(ともに税別)と、約15%引きで購入できます。
購入時には、最大24回の分割金利0%のキャンペーンも利用可能です。
認定整備済製品のことをよく知らない方も多いですが、以下のような誤ったイメージにより認定整備済製品を避けている方も多いと思われます。
1. 性能が悪い?
認定整備済製品として販売されている製品は、同じモデルの新品と性能をAppleが保証しています。
同じモデルどうしなら、新品と認定整備済製品との間に性能の差はありません。
2. 寿命が短い?
認定整備済製品は、新品のバッテリーを搭載し、iOS製品なら外装も新品に交換されていますが、製造時から交換されていない部品があるのも事実です。
しかし、交換されていない部品があることで製品寿命が短くなるとは限りません。Appleは出荷前に徹底的な品質チェックを行っており、部品に異常があれば交換されているため、同じ条件下で使用すれば、新品と認定整備済製品の間で寿命に大きな差はないと考えてよいでしょう。
3. 当たり外れが大きい?
Appleは認定整備済製品を販売する前に、1台ごとに徹底した動作確認を行なっており、新品と比べて「外れ」を引く可能性が高いということはありません。
なお、Appleではなく、販売店が独自に販売している製品は、整備の内容などが確認できないため、注意が必要です。
4. 保証がつかない?
中古品を購入すると保証期間は短いか、保証がつかないのが一般的です。
しかし、Appleの認定整備済製品には新品と同様に1年間の保証がついてきます。さらに、AppleCare+を購入すれば保証期間が延長され、手厚いサポートを受けることも可能です。
5. 使い古されている?
認定整備済製品は使い古された中古品だ、というのは最もよくある誤解です。
多くの認定整備済製品は、前のユーザーが購入後14日以内の返品期間に気が変わって返品されたか、不具合があって新品に交換されたものです。
そして、認定整備済製品は販売される前に、Appleによる徹底的なクリーニングと点検を受けています。販売時には、ケーブルやアダプタが同梱され、認定整備済製品専用の新品の箱に入れられます。
6. 古いデータやウイルスが潜んでいる?
認定整備済製品に、前のユーザーのデータが残っていたり、悪意あるユーザーがマルウェアを忍ばせているのではないか、と心配する方もいるかもしれません。
すべての認定整備済製品のハードディスクやSSDは、完全に消去されて再フォーマットされており、その心配はありません。
また、新品として販売されたときにストレージに問題があった認定整備済製品には、新品のストレージが装着されています。
7. お得感がない?
もしも、認定整備済製品の購入にここまで挙げた以外のリスクが伴うとしても、割安で購入できることのメリットで相殺できるのではないでしょうか。
現実には、新品同様のクオリティの製品をお得に買えるだけで、デメリットはないと考えてよいでしょう。
認定整備済製品を買う上での注意点は?
認定整備済製品の購入時に注意すべき点は、すぐに在庫がなくなってしまうことです。
希望するモデルが入荷したと思ったら、在庫切れになってしまうまでの時間が短いので、最新の情報を入手するのがポイントとなります。
設定した条件の製品が入荷したらメールで知らせてくれる「Refurb-Tracker.com」などを活用するのがよいでしょう。
なお、iPhoneの認定整備済製品はアメリカなどでは人気がありますが、これまでのところ、日本では販売されていません。
Source:iDropNews, Apple
Photo:iFixit
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-275304/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania