省電力が特徴のARMアーキテクチャのチップは、これまで主にモバイル端末に使用されてきましたが、近年パソコンにも採用されつつあります。ARMチップ搭載のMacが2021年上半期に登場する、とApple関連の独自の情報ソースを持つことで知られるアナリストのミンチー・クオ氏が予測しています。
今後18カ月以内にMacへの自社製チップ搭載が実現
Appleは、Intel Coreプロセッサを自社製チップで置き換えることを目指しているため、ARMチップ搭載のMacもしくはMacBookを発売するのではないか、と以前から幾度も噂されてきましたが、今回TF Securitiesのクオ氏が、ARMチップ搭載Macに関する新たな予測を発表しました。
クオ氏によれば、Appleは今後12カ月〜18カ月の間に5nm(ナノメートル)プロセスルール生産のチップを使用し始め、2021年上半期のMacに自社製プロセッサを搭載するのことです。
iPhone、iPad、Macで共通のチップが使用可能に?
AppleのMacチップの内製化は、iPhone、iPadや、その他のApple製品に使用されるAシリーズを始めとするチップのデザインの知識をもとに行われるだろう、と米メディアAppleInsiderは推測しています。例えば、A13 Bionicの省電力設計のMacチップへの応用などが考えられます。
ARMアーキテクチャのチップに切り替えることで、iPhone、iPadと同じチップをMacに使用することが可能となり、全体の生産コストが下がるだけでなく、Appleのエコシステム全体で使用できるアプリが増えるなどの利点があるとされています。
クオ氏は、iPhone12には5nmプロセスルール生産のチップが搭載され、次期iPadにはミニLEDディスプレイが採用されるとも予測しています。
Source:AppleInsider
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania