水泳、自転車ロードレース、長距離走…。この3種目をひとりが連続して行う耐久競技として知られるトライアスロン。実は1974年にアメリカで初開催された比較的新しいスポーツで、2000年のシドニーオリンピックから正式種目に採用されています。
さまざまな競技のウエアを手がけるデサントより、オリンピックで行われるトライアスロン競技・スタンダードディスタンスのラン10kmを、より速くストレスなく駆け抜けるために考え抜かれた専用シューズが登場しました。
スタンダードディスタンスとは、オリンピックで採用されている距離で、スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、計51.5kmの総合タイムを競う種目です。このラン10kmをより速く快適に走るために開発されたのが「DELTA TRI OP」(1万8000円/税別)です。
織物をベースに加工した特殊プレートにより、衝撃吸収性と汎発性を兼ね備えたミッドソールシステム「DELTA SYSTEM」を搭載。推進力を向上し、疲労時のランニングをサポートすることで、1歩あたり約3cmもストライドが伸び、約0.17m/sも走速度がアップするという実験結果が得られているとか。
トップアスリートにとっては、スイムからバイク、バイクからランへと競技種目を転換するトランジションエリアでのシューズの履き替え時間でさえ、ロスタイム。指を通すことができるシュータンを採用し、かかとにはバックタブを搭載して、素早い履き替えをサポートします。
裸足でシューズを履くというトライアスロンの競技特性に合わせ、靴の内側は縫い目のない構造に。必要な機能はすべてアッパーの外側に配置することで、段差や縫製を排除し、競技中の不快感を軽減しています。また、競技中に水を多く被ることを想定し、アッパー、アウトソールに排水用の穴を設け、通水性を向上。水がシューズ内に溜まらない設計が施されています。
トライアスロン強豪国であるスイスやイギリスのナショナルチームをサポートしてきたデサントが、トップ選手へのヒアリングをベースに試作、テストを重ねて誕生した “初”のトライアスロンシューズ「DELTA TRI OP」。シンプルなブラックに加え、スイスレッド、ロイヤルネイビーのワントーンカラーでまとめられたスタイリッシュな一足のサイズは、22.5~30.0cmまで。
トライアスロン経験者はもちろん、オリンピックをきっかけに、スタンダードディスタンスから始めてみようかな…という初心者の方まで、専用シューズで記録更新を目指してみてはいかがですか。
>> デサント
(文/&GP編集部)
- Original:https://www.goodspress.jp/news/281247/
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