運動することの効果は多くの人が知る周知の事実だが、運動がゲームのプレイにも影響を及ぼす可能性があるとの研究結果をカナダのマギル大学が発表した。
・15分の運動がゲームに好影響?
今回の研究で、ビデオゲームをプレイする直前に行われたわずか15分間の激しい運動が、オンラインビデオゲーム「リーグオブレジェンド」をプレイしたときのパフォーマンスに影響を及ぼしたことが明らかになった。
ゲームの前に運動を行ったときとゲームの前に休息をとったときのゲームのプレイの結果を比較したところ、ゲームの前に運動を行なった場合のほうが、良い成績を記録したという。
・運動への積極性は関係なし
運動に意欲的ではなかったプレイヤーや、体調が優れなかったプレイヤーなど、特に運動に前向きな姿勢を示さなかったプレイヤーたちも、1回の運動の後、ビデオゲームのスキルレベルを向上させた。
この結果から、研究チームは、「運動に対する意識の違いや能力は、ゲームパフォーマンスと関連性がない」との見解を述べている。また、この効果はビデオゲームのパフォーマンスに限ったことではなく、他の行動にも効果がある可能性があるという。
研究チームは、今後も他のジャンルのゲームに当てはまるか、運動の種類によって違いはあるのか、といったことについてより研究を深めていきたいと語っている。少なくとも今回の研究結果は、運動から遠ざかりがちなゲーマーたちに運動を促す良いきっかけとなるのは間違いないだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/118109
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka