Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、現地時間2月26日に開催された同社株主総会で、インドでのオンライン販売を2020年後半に、2021年にはApple Store店舗をオープンする計画を明かしました。
インド政府当局の許可待ち
Appleは現地時間2月26日に本社敷地内のスティーブ・ジョブズ・シアターで株主総会を開催しました。
株主からの質問に答えたティム・クックCEOは、Appleが2020年後半にインド向けのオンラインストアを開設し、2021年には直営店Apple Storeを設置する計画を明らかにしました。
現在、政府当局の承認を待っている状態とのことで、Appleのインド本格進出が近々開始されることとなります。
インド市場に期待し投資続けるApple
国内産業の保護と育成を重視するインド政府は、海外企業が直営店を開設するための条件として、製品の30%以上がインド国内製造であることなどの制約を課しています。
中国に続く成長市場としてインドでの販売を強化したいAppleは、数年前からインド国内でアプリ開発者支援施設の設置、マップ研究施設の設置などの投資を続けています。
すでにAppleの主要サプライヤー、Wistronがインドに工場を設置し、2017年からiPhoneの製造を開始しています。
Wistronはインド国内でiPhoneの主要部品であるプリント回路基板の製造を計画しているとも報じられているほか、Apple最大のサプライヤーであるFoxconnも、インドでiPhoneの製造を本格化させるとみられています。
その成果もあり、インドにおける2019年のiPhone出荷台数は対前年比41%と大きな伸びを記録し、プレミアム価格帯スマートフォンで約75%のシェアを獲得しています。
Source:9to5Mac
Photo: @AlwaysSonam/Twitter
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-275686/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania