フルスペックのMac Proを購入する予算があれば、AMD EPICを搭載したワークステーションを購入することも可能です。同じ価格帯の場合、それぞれどのようなスペックになるかを比較した結果が報じられました。
Mac Proの比較対象は
Mac Proをカスタマイズしてフルスペックにすると、2020年3月1日時点での価格は51,399ドル(税別:約5,593,800円)です。この価格帯で購入可能なAMD EPYCを搭載したワークステーションとフルスペックMac Proを、TechRadarが比較しました。
比較対象に選ばれたワークステーションは、Mediaworkstationsのa-X2です。
比較結果を確認
スペックを比較した結果は、下記の表の通りです。
項目 | Mac Pro | a-X2 |
---|---|---|
CPU | Intel Xeon W-3275M | AMD EPYC 7702 |
CPUコア数 | 28コア | 128コア(64コア×2) |
メモリ | 1.5TB | 2TB |
ストレージ | 8TB SSD | 8.68TB SSD |
GPU | Radeon Pro Vega II Duo 2基 | Nvidia Quadro RTX 8000 2基 |
GPUメモリ(合計) | 128GB HBM2 | 96GB GDDR6 |
保証期間 | 1年間 | 3年間 |
保証内容 | ハードウェアの限定保証 | 翌日訪問のオンサイトサービス |
税別価格(米ドル) | 51,399ドル | 約53,000ドル |
税別価格(日本円) | 約5,593,800円 | 約5,768,000円 |
Mac Proの保証については、AppleCare + for Macを購入すれば、a-X2と同じく保証期間を3年に延長可能です。過失や事故による損傷に対する外部筐体の修理も、通常価格より安価に受けることが出来ます。
翌日訪問のオンサイトサービスはありませんが、Appleの技術エキスパートによる電話サポートと、専任スペシャリストによるチャットまたは電話での問い合わせを、優先的に受けることが出来ます。
価格と性能だけで比較できない価値も
価格と性能だけで比較すれば、EPYC搭載ワークステーションよりもMac Proは割高に見えるかもしれません。しかし製品価値を評価するのはユーザーです。そもそも、使用するOSやソフトウェア、周辺機器を含めた環境などによって、お互いが比較対象にならない方がほとんどでしょう。
Mac Proのタワー型モデルは、アルミニウム製の素晴らしいデザインを備えた筐体を採用し、最新のmacOSが利用可能です。
噂されているように、AppleがAMD APUを採用することになれば、EPYCを搭載したMac Proも選べるようになるかもしれません。
Source:TechRadar
Photo:AMD
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-276184/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania