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約2カ月間、米ディズニーワールドの湖底に沈んだiPhone11が無事生還

iPhone11 Apple
 
米フロリダ州のディズニーワールド内にある大きな湖に落としてしまい、約2カ月間湖底に沈んでいたiPhone11が、完全に動作する状態で無事に持ち主の元に戻りました。

6歳の娘の夢を叶える家族旅行が一転

米モンタナ州に住むトロイラーさん一家は、6歳の娘ソフィーちゃんの夢を叶えてあげるべく、父ヤコブさん、母リサさんの3人で、2019年10月に1週間の休暇をフロリダ州オーランドのディズニーワールドで過ごしました。
 

 
ハロウィンをテーマにしたショーなどのアトラクションを楽しみ、「Seven Seas Lagoon」の船に乗るのを待っていたリサさんは、旅行の数日前に買ったばかりのiPhone11を湖に落としてしまいました。
 
水中を沈んでいくiPhoneを見て、取り戻すのは困難だと思ったリサさんは、愛娘がディズニーキャラクターと写った一枚を含む、かけがえのない写真が失われたことに、ひどく落ち込み、取り乱してしまいました。
 

 

休暇から約2カ月後、ディズニーワールドから電話が

翌日、ディズニーワールドのスタッフに連絡先を渡したリサさんは、ディズニーワールドには紛失物を探すためのダイバーのチームがあることを知らされます。
 
しかし、iPhoneが戻ってくることをあまり期待できなかったリサさんは、モンタナ州に戻った後に新しいスマートフォンを買い、普段どおりに暮らしていました。
 

ディズニーワールドでの一件から約2カ月後、リサさんはフロリダ州オーランドの電話番号から何度か不在着信が入っていることに気づきましたが、営業電話だろうと思い無視していました。
 
リサさんは、義父からの連絡で、ディズニーがリサさんのiPhoneを見つけたことを知ります。

完全に動作するiPhone11が帰ってきた!

送られてきたiPhone11は、装着していた薄いシリコンケースに少し砂が入り、藻類がついていたものの、完全に動作する状態でした。リサさんは、ディズニーワールドで撮影した写真をすべて回収することができ、iPhone11の耐水性能の高さに驚きました。
 

 
iPhone11の耐水性能に感動したリサさんは、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)にメールを書き、感謝の気持ちを伝えました。
 
ちなみに、リサさんによると、この物語を米メディアMacRumorsに伝えた夫のヤコブさんは「熱心なApple製品ユーザー」だそうで、彼から最初にもらったプレゼントは初代iPadだったそうです。

耐水性能を持つiPhoneも水没には注意を

Appleは、iPhone11の耐水性能は「水深2メートルで最大30分間」、iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxは「水深4メートルで最大30分間」と説明しています。
 

 
iPhone7以降のモデルは耐水性能をそなえていますが、端末の耐水性能は時間の経過とともに低下するため、過信は禁物です。
 
Appleは水没による故障を保証対象外としていますので、なるべく水没させないよう、取り扱いましょう。
 
iPhone Maniaでは、iPhoneを水没させてしまった・濡れてしまった場合の対処方法もご紹介しているので、ぜひご一読ください。

 
 
Source:MacRumors
Photo:Wikipedia
(hato)

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