Facebookは現地時間の3月2日、Facebook Messengerの最適化が行われ、iOSアプリのデータサイズは4分の1、速さは2倍になったと発表しました。
プログラムの行数を84%削減!
新しくなったMessengerのiOSアプリは、プログラムの行数が84%削減されており、「170万行から36万行にまで減った」とFacebookのエンジニアリング部門のヴァイス・プレジデント、レイモンド・エンドレス氏がニュースルームで発表しています。結果として、アプリの速度は従来の2倍となり、サイズは4分の1まで抑えられています。
エンドレス氏は、MessengerのiOSアプリの改善点を以下のようにまとめています。
- 高速化
アプリ起動時間の高速化は、ゲームをプレイしたり、映画を見るのにアプリを1日に数回しか開かない場合、あまり意味がないかもしれませんが、メッセージを送るのに1日に何度も開く場合、非常に重要になってきます。 - 縮小化
アプリのデータサイズが小さければ、Messengerの起動、ダウンロード、アップデートが速くなります。特に、古いデバイスを使用していたり、ネットワーク接続環境があまり良くない場所にいるとき、データサイズは重要になってきます。 - 簡易化
充実した機能を維持しながらも、アプリ内のコードが整理整頓されることで、エンジニアがアップデートを行いやすくなりました。例えば、連絡先リストは40バージョン存在しましたが、最も安定した1つのバージョンに絞られました。これにより、エンジニアの認知負荷が軽減されるだけでなく、新しい機能を一から作る必要がなくなることになります。
新しくなったMessengerのiOSアプリは、今後数週間以内にリリースされる見通しです。アプリのアップデートにしたがい、いくつかの機能が一時的に利用できなくなるとされていますが、今後徐々に再実装されていく予定です。
Source:Facebook
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-276392/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania