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コロナ懸念一服でApple株上昇〜上げ幅だけでNetflixの時価総額に匹敵

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株式市場ではコロナウイルスによるパニックが一息ついたのか、Appleの株価は2日、前日比9.3%増の298.81ドル(約22,550円)となりました。ただし、時価総額1兆ドル(約108兆円)を超えるAppleとあって、この上げ幅だけでも他社の時価総額に匹敵します。

大幅上昇となったApple株価

コロナウイルスによる景気減退やiPhone減産懸念などをきっかけに、Appleの株価は2月半ばの約320ドル(約34,550円)から、わずか1週間ほどで273ドル(約29,470円)と急激に値下がりしました。
 
しかし米政府による景気対策期待や、売りが一巡した後の買い戻しなどが後押しし、Appleの株価は2日、前日の終値から25.45ドル(約2,740円)高い、298.81ドルへと急騰しました。
 

 
Above Avalonのアナリストであるニール・サイバート氏によると、今回の上げ幅である25.45ドル分は、株式全部で1,800億ドル(約19兆円)となるそうです。これは、Netflix(1,672億ドル=約18兆円)の時価総額や、Nike(1,443億ドル=約15.5兆円)とSpotify(256億ドル=約2.7兆円)を合わせた分に匹敵する計算です。
 
この事実一つとっても、いかにAppleが株式市場で巨大な存在感を放っているかが良く分かりますね。

業績への影響は避けられず

コロナウイルスの広がりによって、Appleのサプライヤー工場は閉鎖や生産縮小を余儀なくされています。
 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は従業員に宛てたメッセージで「Appleは基本的に強固であり、今回の混乱がビジネスに与える影響は一時的」としていますが、一方で2020年1月〜3月の業績が予測を下回るとも予測しています。
 
 
Source:Twitter-neilcybart via Cult of Mac
(kihachi)

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