その先頭をいくのが米Amazon。2018年にレジなしコンビニ「Amazon Go」をオープンさせて小売業界に衝撃を与えた。そのAmazonが、同社のレジなし店舗を支える技術を他小売にライセンス方式で提供を始める。
・数週間で導入できる
こうしたスムースな買い物体験を支えるのがコンピュータービジョンやセンサー、深層学習といったテクノロジー。客が手にしたものを把握し、自動的に客のクレジットカードに課金する。
Amazonが新たに立ち上げた専用サイトによると、このシステムは数週間ほどで既存店舗に導入できるという。
・アプリやアカウント不要
技術が導入された店舗では、客はクレジットカードさえあればレジなし買い物ができる。アプリをダウンロードしたりAmazonのアカウントを作ったりする必要もないとのこと。
レシートが必要な場合は、店舗内のキオスクで電子メールアドレスを入力すると送信されるようになっている。
Amazonによると、同社がAmazon Goの展開を始めてから、小売業界から多くの関心が寄せられ、今回の技術貸し出しサービスに至った。すでに複数の提携を結んでいるという。なお、技術を導入しても「Amazon傘下店舗」となるわけではない。
現在、小売店舗の入り口やレジでは各非接触決済サービス対応を案内するシールなどが貼られていることが多いが、今後はコンビニやスーパーのドアに「Just Walk Out」が案内されるようになるのかもしれない。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/118954
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi