iOS14では、Apple Pencilを使って手書きした文字が自動でテキスト認識されるようになる、と米メディアMacRumorsが報じています。
Apple Pencilで書いた文字を自動テキスト認識
MacRumorsが入手した情報によると、iOS14では、Apple Pencilで手書きした文字が自動でテキストとして認識されるようになるPencilKitの新機能が追加される模様です。
この機能を使うと、メッセージ、メモ、リマインダ、カレンダー、メールなど各種アプリで表示される入力フィールドに文字を手書きすると、キーボードで入力したようなテキストに変換されます。
PencilKitの新機能は、サードパーティ製アプリにも公開される可能性もありますが、iOS14で実現するかは不明です。
Appleが提供していない手書き文字のテキスト認識
Appleは、手書き文字を自動でテキスト変換する機能を提供していませんが、唯一の例外といえるのが、iPhoneやiPadの「メモ」アプリです。
「メモ」アプリでは、手書き入力した文字がテキスト認識されて検索可能になるほか、iOS13では不適切な言葉が自動で伏せ字に変換されるようになっています。
ただし、筆者が試した範囲では、英語はスムーズにテキスト認識されるものの、日本語は認識されません。
手書きイラストの自動補正機能も開発中か
MacRumorsは、Appleはユーザーが手書きした形状を認識して自動補正する「Magic Fill」と呼ばれる機能も開発中していると報じています。
この機能は、2017年にGoogleが公開した「AutoDraw」に近いものかもしれません。
すでにiOS14のソースコードが流出、多くの情報が判明
iOS14は、例年どおりなら6月に開催される世界開発者会議(WWDC)で発表され、9月に一般ユーザー向けに正式公開されると見込まれます。
しかし、今年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、WWDCの開催も危ぶまれています。
なお、流出したiOS14のソースコードからは、「iPhone9(iPhone SE 2)」や次期iPad Proの仕様のほか、アプリをリスト表示できる機能、新しいアクセシビリティ機能などの存在が明らかになっています。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-278021/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania