Sansan株式会社が提供するクラウド名刺管理サービス「Sansan」に、2つの新機能「オンライン名刺機能」と「オンライン名刺交換機能」が追加される。
オンライン時代の名刺交換を提案
同社はこれまで、名刺をスキャナーやスマートフォンアプリで読み取るだけで名刺情報を正確にデータ化し、企業内の人脈の管理・共有などが可能となる、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供してきた。
そして近年の働き方改革や昨今の新型コロナウイルスの感染拡大、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催など、テレワークやオンライン上での働き方への移行が進むなか、オンラインでの名刺交換の形を確立すべく、「Sansan」に新たな機能を加えると発表。
それが「オンライン名刺機能」および「オンライン名刺交換機能」である。「オンライン名刺機能」では、紙の名刺とは別にデジタルの名刺を持つことができ、「オンライン名刺交換機能」によって、オンライン上で手軽に相手に送付できるという機能だ。なお、これらの機能は、Sansanユーザーの基本機能として2020年6月に提供開始予定とのこと。
手軽で充実した名刺交換
「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションを掲げる同社は、名刺交換をビジネスの出会いの証であり、ビジネスにおける重要な体験だと捉えている。テレワーク・オンライン時代の働き方において、その体験が損なわれることがないようにと、今回発表された2つの機能の登載を決定したという。
「オンライン名刺機能」を活用すれば、Sansan画面上から「オンライン名刺」のリンクを発行することができ、「オンライン名刺交換機能」により、相手に簡単に送付できるようになる。「オンライン名刺」では、社名や氏名、メールアドレス、肩書などに加え、登録した自身のプロフィール写真を併せて送付可能だ。なお、複数人への送付も可能とのこと。
「オンライン名刺」を受け取った側は、簡単な操作で受け取った名刺情報を自身の電話帳や「Sansan」にインポートできるという。また、自分の名刺情報を相手に送り返すことで、オンライン上での名刺交換が成立するのだ。
2つの新機能は、これからの働き方を見据えたニッチな機能であると言えるだろう。また、テレワーク・オンライン時代に働く人々のコミュニケーションを豊かにしてくれるかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/119099
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口