換気は重要ですが花粉が侵入してきます
ここでは、特に部屋の汚れと言っても目に見えない汚れ、つまり空気の汚れについても目を向けて欲しいというお話。新型コロナウイルスの感染予防対策として、手洗いやうがいの重要性とともに、換気の重要性が謳われています。これまで感染している人たちの多くが、大人数が集まる密閉された空間での感染を疑われているからで、家で過ごしているとはいえ、多くの人が定期的に窓を開けたりしているはずです。
とはいえ、窓を開けることで一番困るのが花粉症に悩む人たち。今は日本人の2人に1人が掛かっていると言われる国民病。つまり家族が2人以上いれば、確実に1人はいるという計算になります。現在、テレビをつければニュースは新型コロナウイルス関連一色で、例年に比べるとその症状や対策はフィーチャーされていないような気がしますが、当然外気は季節的にまだまだ寒さが残り、ピークを超えたとはいえ、そこにはインフルエンザウイルスや花粉が飛び交っていることは言うまでもありません。
そしてウイルスはインフルエンザウイルスがこの時期代表的なものとして挙げられるだけで、それ以外にも目に見えないウイルス類は数多く存在します。そういった花粉やウイルス、さらに埃や塵などが、換気によってどんどん屋内に入り込んできてしまうとどうなるでしょう?
屋内の空気は屋外と比べて5倍も汚れています
最近の住宅というのは密閉性に優れているものが多く、断熱性も高いため、昔に比べてとても過ごしやすくなっています。ただ、一方で実はそれが大きな弱点でもあり、密閉性が高いということは、一旦入ってきた汚れというのは、なかなか屋外に出にくくなっているのも事実。しかも部屋の中には多くの化学物質が潜んでいたり、人間が快適ということはダニなどの繁殖も当然しやすくなっています。諸説ありますが、屋内は屋外の空気と比べて5倍も汚れているというデータが存在するのも納得がいきます。
だからこそ、部屋に入ってしまったものをスピーディーに取り去る空気清浄機の存在が近年、より重要視されています。そして、この時期、各社の空気清浄機が飛ぶように売れているといいます。それはやはり新型コロナウイルス騒動に、少しでも質の良い空気を手に入れたいと思う人々の想いが表れているということでしょう。ただし、残念ながら接触感染と飛沫感染のみしか認めれない新型コロナウイルスに対し、空気清浄機は当然直接の対策ツールにはならないので、過信は禁物ですが。
そんな中、本誌編集長である筆者がおすすめしたい空気清浄機は、絶対に特化型の空気清浄機。特化型とは余計な加湿機能やイオン放出機能などがない、シンプルに汚れた空気を大風量で吸い込んで、フィルターシステムで汚れを取り去り、大風量のきれいな空気を排出するタイプ。理由は簡単。特化型の方が大風量で大量の空気中の汚れをスピーディーに取り去ってくれるから。さらに水などを一切使わないので、それが原因でカビ菌などが庫内で繁殖するなどのリスクが低いため。また、構造がシンプルな分、美しい筐体デザインのものも多く、24時間365日部屋に設置するのに当然気分がいいからです。
24時間365日出しっ放しなら美しいデザインの特化型を
以下、筆者オススメの美しいデザインが特徴の特化型空気清浄機6台を紹介。今後の買い物の参考にしてみてください。
ブルーエア
クラシック690i
北欧デザインの美しい筐体が魅力。同社独自の特許技術「HEPA SilentR(ヘパサイレント) テクノロジー」を搭載し、これまで両立が難しかった「ハイスピード清浄」 を実現している。代表的な3大生活臭を5分で99%以上取り去る。
ダイソン
ダイソン ピュア クール
ダイソンらしい高機能をデザインに落とし込んだ筺体。大幅に進化した「空気清浄ファン」は、インテリジェントセンサーが新搭載。汚染物質の種類、量まで細かく検知してくれ、部屋の空気を見える化してくれるのが大きな特徴だ。
バルミューダ
バルミューダ・ザ・ピュア
ジェットエンジンで使われるテクノロジーを応用した整流翼が、部屋中の空気を大容量かつ静かに循環。0.3μmの微粒子を99.7%キャッチするTrueHEPAフィルターと活性炭フィルターで素早く清浄する。吸気口と流路が点灯して見た目も美しい。
エレクトロラックス
ピュアA9
360度全方位から空気を吸い込む五角形デザインが特徴。AirSurroundシステムでスパイラル状の空気の流れを作り出し、部屋の空気を循環させる。PureSenseシステムが室内の空気環境を常に計測し、自動的に空気の変化にも対応。
Cado
AP-C710S
シンプルで美しいミニマムデザインの筐体。ツインブーストファンは、毎分13.8 ㎥の空気を清浄。左右の吸気口から空気を大量に取り込み、フィルターを追加し、ろ過された美しい空気を本体上部から一気に室内へと送り込む。
二段ロケットのような筐体の上部にファンを搭載。上下に2つの高性能フィルターを備え、本体前面/背面360°全方向から空気を取り込む。室内の空気の清浄度や本体上部の「清浄度表示ランプ」や、連携させたスマホアプリから確認できる。
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000122674/
- Source:デジモノステーション
- Author:滝田 勝紀