Samsungが新たに1億5,000万画素のスマートフォン向けカメラセンサーを開発していることが分かりました。2020年第4四半期(10月〜12月)の登場が見込まれています。
高級コンデジに匹敵するセンサーサイズ
6,400万画素、1億800万画素と、スマートフォン向けカメラ業界を牽引してきたSamsungが現在開発に取り組んでいるのは、1億5,000万画素のカメラです。
目を引くのは画素数だけではありません。画素数の多さを補うべく、センサーサイズはソニーのデジタルカメラ「RX100」と同じ、1.0型だと考えられています。
1億800万画素を可能にしたISOCELL Bright HMX(1/1.33型)や、Nokia 808 PureView(1/1.2型)を超える大きさであり、高級コンパクトデジタルカメラと名実ともに肩を並べたと言えるでしょう。
Xiaomiが2020年第4四半期(10月〜12月)に今回のセンサーを採用したスマートフォンをリリースし、2021年前半にOppoとVivo、SamsungのGalaxy Sシリーズが続くと予想されています。
画素数の多さを工夫で解決
一般的に、カメラは画素数が多ければ多いほど、暗所での撮影を苦手とする傾向にあります。
そのため、先述したようにセンサーサイズを大きくしたり、照度に応じて複数の画素を1つにまとめて大型素子扱いにしたりといった工夫が求められます。
例えば、Samsungの1億800万画素センサーを搭載したXiaomiのスマートフォンは、暗所では画素4つを1つにまとめるTetracell技術で、実質2,700万画素での撮影となります。
今回の1億5,000万画素センサーでは、画素9つを1つにまとめる技術が用いられます。このNonacell技術はすでにGalaxy S20 Ultraにも採用されていますが、同スマートフォンのカメラは1億800万画素です。
Source:Gizchina,GSMArena
Photo:Samsung
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-279021/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania